La torche秋間早苗がWSJ授賞式で語る変革のビジョンと脳マネジメント
2025年5月28日、アメリカ・ニューヨークで開催されたWall Street Journal主催の「The Future of Everything」カンファレンスは、注目のイベントでした。ここで、「Next Era Leaders」として選出された株式会社La torcheの代表、秋間早苗が特別賞である「Next Era Cognitive Science Innovation Award」を受賞し、そのスピーチが大きな話題を呼びました。この特別なスピーチの全文が初めて公開され、彼女の考えやビジョンに触れる良い機会となりました。
違いを恐れず、力に変える
秋間はスピーチの中で、「違いを恐れるのではなく、違いを力に変えること」の重要性を強調しました。AIや多様性があふれる現代社会では、我々一人ひとりがどのように変容していくのか、新たな価値観を持つ必要があると訴えます。この発言は、単なる抽象論ではなく、彼女の自身の原体験に基づいたものです。
2002年、秋間が初めて単身でニューヨークに渡った際、彼女は9.11直後の緊張感や「異質なものへの恐れ」を実感しました。この経験が、「なぜ私たちは違いを恐れるのか?」という問いに駆り立てられるきっかけとなり、脳科学、リーダーシップ、教育、国際開発への探求が始まりました。この探求が、彼女の提唱する「脳マネジメント」へと繋がったのです。
脳マネジメントの核心
秋間が開発した脳マネジメントは、単なる自己啓発や時間管理の枠を超えた実践技術です。これにより、個人や組織は自らの無意識な反応に気づき、意図的に選択を行う能力を得るのです。この手法は、日本国内だけでなく、アフリカの新興国における人材育成にも活用されています。
秋間はスピーチ内で、自身の脳に対する畏怖を告白しました。「私たちの脳は私たちを守るように設計されています。しかし、常にその初期設定に従っていたら、恐れから逃れられません。恐れは、つながりや成長、リーダーシップを阻害するものです。」という言葉が特に印象的です。
このスピーチを通じて、WSJが評価したのは、次の時代の変革の中心に「人間の意識と行動」があるという点でした。テクノロジーや制度だけでは変わらない今、我々の内面的な変化が求められています。
未来へのビジョン
スピーチの締めくくりには、彼女のビジョンが鮮明に表現されていました。「違いが恐れの理由ではなく、成長のチャンスである世界を共に築いていきましょう。」La torcheは、今後「脳のOSから始める変容支援モデル」を国内外に展開していくと宣言しました。
秋間の受賞を受けて、La torcheは今後さらに国際展開を加速させる計画を持っています。具体的には、英語版書籍『Brain Management』がAmazonで予約販売され、グローバル版公式サイトも設立されます。また、LinkedIn上で国際的ネットワークを構築し情報発信を行う予定です。これによって、彼女のビジョンや脳マネジメントの手法が世界中に広がることでしょう。
まとめ
株式会社La torcheは、神経科学、社会心理学、教育、ビジネス変革の知見を統合した独自メソッドを展開し、個人から組織までのサポートを行っています。企業や団体が変革を進めるための伴走役となり、サステナビリティや人的資本経営の推進にも力を注いでいます。
今後の展望と共に、変革を共創する社会の実現に向けた取り組みが、ますます注目を集めることでしょう。