新たな一歩を踏み出す『タグ衛門』
広島県広島市に拠点を置く株式会社ハイエレコンが、業務効率化を目指したRFID備品管理パッケージ「タグ衛門」の新バージョンを2024年9月にリリースすることを発表しました。新バージョンには、既存ユーザーからの要望を反映した2つの新機能が追加され、さらに使いやすく生まれ変わります。
新機能導入の背景
企業や教育機関における備品の管理は、効率化が求められる重要な業務です。ハイエレコンは、ユーザーの声に耳を傾け、保管場所の更新を簡単に行える「ロケーション管理機能」と、マスタ項目名を自由に変更できる「マスタ項目名変更機能」を搭載しました。これにより、業務の円滑化を図る狙いがあります。
タグ衛門の新機能に迫る
ロケーション管理機能
この新機能の導入により、備品の保管場所を手軽に更新することが可能になります。これまでは、備品の棚卸が行われる際に、倉庫や教室内での移動が棚卸台帳に反映されず、手探りの作業になっていました。しかし、この機能を使用することで、備品に付けられたタグをスキャンし、その保管場所を一括更新できるため、現在の状況をリアルタイムで確認することができるようになります。また、行方不明になるリスクも大幅に軽減されるでしょう。
物品マスタの項目名変更
新バージョンでは、項目名を自由に変更できることも大きな特徴です。これまでは固定された項目名だったため、備品管理以外の用途で使用する際に分かりにくいとの声がありましたが、今後はお客様自身のニーズに合わせて柔軟に設定できるようになります。これにより、業務の効率性も向上することでしょう。
今後の展望
新機能を備えたタグ衛門のリリースは2024年9月の予定ですが、既存バージョンのユーザーには、保守契約を結んでいる場合、無償でアップグレード版を提供することが決まっています。また、リリース前に新規購入されたお客様にも同様のサービスが適用されるため、年々問い合わせが増加しているという状態です。
タグ衛門とは?
「タグ衛門」は、高度なRFID技術を活用した備品管理ソリューションであり、ICタグを使用して備品の追跡や管理が行えます。備品の持出しを監視する「タグ衛門Gate」や、棚卸と物品検索機能を搭載した「タグ衛門Handy」を組み合わせることで、利用者は業務の煩雑さを軽減することが可能です。
株式会社ハイエレコンについて
1982年に設立された株式会社ハイエレコンは、ユーザーの経営戦略を支援するために、ITの各種サービスを提供している広島のSIerです。顧客のニーズに応じて、ITソリューションを革新し続ける姿勢が高く評価されています。特に、地域のビジネスシーンに密着した提案が得意で、多くの実績があります。
このように、ハイエレコンは業界に新たな風を吹き込むべく、絶え間なく努力を重ねています。新しい『タグ衛門』の誕生を楽しみにしながら、さらなるサービス向上に期待が寄せられています。