新たな学びの形「出前授業どっとこむ」がクアラルンプールでスタート

株式会社ユシェロンが運営する「出前授業どっとこむ」は、海外修学旅行に向けた新たな教育プログラムを展開し、第一弾としてマレーシアのクアラルンプールを訪れることになりました。この取り組みでは、生徒が現地企業でのキャリア講話に参加し、異文化を学ぶ機会が提供されます。

プログラムの概要と目的

「出前授業どっとこむ」は、日本の中高生に多様な文化との接触を通じて国際理解を深めることを目的としています。修学旅行を通じて生徒は現地で働く人々から直接仕事や生活について聞き、その体験が将来のキャリア選択に役立つ視野を育てることが期待されています。これにより、国際人としての資質を身につけ、自身の生き方を選ぶ力を養う狙いがあります。

この取り組みは、教育旅行の代理店や学校向けに充実したプログラムを提供することで、異文化交流を促進し、グローバルな視野を持つ人材育成に寄与することを目指しています。

教育支援ツール「ファシリテーションカード」と「カンパニーカード」

新たに導入された教育支援ツールは、グループワークを活性化させるためのカードゲーム形式です。「ファシリテーションカード」は、生徒の責任感を育み、各グループの議論を活性化させる役割を果たします。一方、「カンパニーカード」は、企業のスキルや特長をまとめることで探求心を刺激し、思考を可視化する助けとなります。

これらのツールは、生徒が楽しみながら主体的に学びに取り組むことができるよう設計されています。実際のワークショップでは、生徒たちはワクワクしながら講師の話に耳を傾け、一層の理解を深めていきました。

実施内容と現地の反応

プログラムでは、茨城県内のある高校が選ばれ、Repairに修学旅行の訪問先としてのキャリア教育を実施しました。現地旅行会社との連携を通じ、訪問先企業の選定や講話の実施が行われました。特に、マレーシア三井住友銀行では、地元スタッフからの具体的な業務体験談が生徒たちにリアルな学びを提供し、熱心なメモ取りが見受けられました。

今後の展開

今後、「出前授業どっとこむ」はアジア地域への教育旅行支援をさらに拡大する見込みです。学校ごとの教育方針やニーズに応じたコンテンツを提供し、生徒たちの学びをより一層促進していく方針です。

また、「出前授業どっとこむ」は、教育と社会をつなぐ情報発信のプラットフォームへと進化しており、媒体としての価値を高める施策も強化しています。今後の展開により、より多くの教育関係者や企業のCSR担当者にアプローチできる予定です。