東京初開催!「まちづくりデザインWEEK」の全貌
2025年7月24日(木)と25日(金)、東京・UDXアキバ・スクエアにおいて「まちづくりデザインWEEK」が開催されます。このイベントは、持続可能で住みやすい地域を作るための展示会であり、特に交通問題の解決、脱炭素社会の実現、ウェルビーイングの促進に焦点を当てています。主催は、JTBグループでコミュニケーションサービスを展開する株式会社JTBコミュニケーションデザインです。
イベントの背景
今回の「まちづくりデザインWEEK」は、少子高齢化や自然災害の頻発など、現代の日本が直面している地域課題へのアプローチを目的としています。各展示エリアでは「GXDX CITY」「地域交通MaaS」「健康まちづくり」の3つのテーマが設定され、それぞれの分野から最新の技術や事例が紹介されます。
1. 交通空白の解消と官民連携
特に注目すべきは、国土交通省が2024年秋に設立した「交通空白解消・官民連携プラットフォーム」です。このプラットフォームでは、地方の交通課題を解決するための基調講演やパネルディスカッションが行われ、様々な観点から具体策が提案される予定です。国土交通省の専門家や実績のある企業が参加し、成功事例や最新の取り組みが紹介されるため、興味深い内容です。
2. 脱炭素社会の実現に向けた取り組み
脱炭素社会の実現に貢献するため、様々な企業が参画し、EV自動車の導入支援や新しい都市計画の提案を行います。特に注目されるのは、日野コンピューターシステムの展示で、トラックの走行データを利用した都市計画のコンサルティングに関する情報が発信されます。
3. 健康まちづくりにおける新たな視点
健康をテーマにした展示エリアでは、元内閣府の官僚である青木由行氏が「人とのつながりを創出するウォーカブルなまちづくり」をテーマに基調講演を行います。これにより、地域の特性に応じた健康的で魅力的な生活環境の提案が期待されます。静岡市からはPFS(成果連動型民間委託契約方式)を導入した官民連携の成功事例についても報告があります。
体験型展示「まちづくりパーク」
さらに、体験型展示「まちづくりパーク」では、健康を促進するための様々なプログラムを通じて訪問者が楽しみながら学ぶことができるコンテンツが用意されています。竹中工務店が開発した歩行促進プログラムや、都村製作所による自重トレーニング器具の体験など、実践的な体験が可能です。特に、リアルワールドゲームスのブースでは地図を活用した新しいゲーミフィケーションの提案が行われ、楽しみながら社会問題に対する理解が深まります。
開催概要と参加方法
「まちづくりデザインWEEK」は、47社・団体が出展し、2500名の来場を見込んでいます。入場料は無料ですが、完全WEB登録制となっているため、事前登録が必要です。詳細については公式WEBサイトを確認してください。
結論
このイベントは、持続可能な地域づくりに対する様々な視点を学ぶ貴重な機会です。参加者は、最新の技術や成功事例を知ることで、自身の地域や生活にどのように取り入れることができるかを考えるきっかけになるでしょう。ぜひ皆さまのご来場をお待ちしております。