パーソルキャリア、小学生向けキャリア教育プログラムの評価指標を公開
パーソルキャリア株式会社は、全国の小学校・中学校に無償提供している小学生向けキャリア教育プログラム「“はたらく”を考えるワークショップ」の成果を効果的に評価するための独自指標、ルーブリックを公開しました。
このルーブリックは、ワークショップを通して児童の意欲や能力がどのように変化したかを評価するために開発されたものです。小学4年生から6年生を対象とし、4段階評価(S・A・B・C)で児童の達成度を明確に示します。授業前後で児童自身の自己評価を行うことで、学習の進捗状況を把握し、キャリア意識の向上に繋げることが期待できます。
ルーブリックとガイドブック:効果的なキャリア教育の実現へ
公開されたのは、ルーブリックと、その使用方法を解説したガイドブックです。ガイドブックでは、ルーブリックの具体的な使用方法に加え、導入メリットや効果的な活用方法が丁寧に解説されています。教員は、このルーブリックとガイドブックを活用することで、児童一人ひとりの成長を効果的に把握し、より適切な指導・サポートを行うことが可能になります。
ワークショップ:未来を担う子どもたちの育成
「“はたらく”を考えるワークショップ」は、パーソルキャリアのキャリアアドバイザーが講師を務める、小学生向けのキャリア教育プログラムです。「動機づけプログラム」「おとなインタビュー」「習慣づけプログラム」など、各学校のニーズに合わせた授業を提供しています。
これらのプログラムでは、「なぜ」なりたいかを考えることの大切さや、将来のキャリア形成に向けた基礎的な能力育成を重視しています。オンライン授業にも対応しており、変化する社会情勢を踏まえ、子どもたちが主体的に未来を切り開いていけるようサポートしています。
専門家による監修と受賞歴
ルーブリックの開発には、教育現場の専門家である瀬戸SOLAN学園初等部副校長の三宅貴久子先生をはじめ、明治大学や創価大学の准教授らが携わっています。学習指導要領や経済産業省の「新社会人基礎力」なども参考に、実践的な内容となっています。
このワークショップは、2021年に経済産業省主催の「キャリア教育アワード」優秀賞、2024年には文部科学省主催の「青少年の体験活動推進企業表彰」優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
パーソルキャリアの取り組み:未来世代への投資
パーソルキャリアは、このワークショップ以外にも、将来世代への投資を積極的に行っています。パーソルグループ全体では「FR活動(Future Generations Relations)」を強化し、将来世代との対話を通して得られた意見を経営に反映する取り組みを進めています。
まとめ:教育現場への貢献と未来への展望
パーソルキャリアによる小学生向けキャリア教育プログラムと、新たに公開されたルーブリックは、児童のキャリア意識の向上と、教育現場の質向上に大きく貢献すると期待されます。今後もパーソルキャリアの取り組みは、未来を担う子どもたちの育成に大きく寄与していくことでしょう。