ぐるなびの2026年上期決算、業績は順調に推移し増益計画を達成

ぐるなびの2026年上期決算リポート

2025年11月5日、株式会社ぐるなび（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：杉原章郎）は、2026年3月期第2四半期の決算を発表しました。今回の報告によると、上期の業績は順調に推移し、通期増益計画に対して良好なスタートを切ったことが際立っています。

上期業績の概要

ぐるなびは、ストック型サービスを中心に、インサイドセールスおよびカスタマーサポートを強化し、顧客単価（ARPU）と店舗数ともに前年同期比で8.2％の増収を達成しました。全体の売上は、63億7千万円に達し、前年同期比で6.6％の増加を確認しました。

このような業績の好転は、成長投資を進めつつも、コロナ禍でのコストコントロールの成果が反映されています。計画よりも費用を抑えられたため、各利益も計画を上回りました。

独自サービスの成長

ぐるなびは、創業以来「飲食店のサポーター」をコンセプトに掲げ、その一環として「楽天ぐるなび」の活用を提案しています。特に注目されるのは、飲食店の集客支援サービス「マーケティングエージェント」です。このプログラムは、インバウンド対策を含めた集客活動を一括で支援し、売上の向上と業務効率化を同時に実現しています。

特に「Google ビジネスプロフィール（GBP）運用支援商品」は、昨年リニューアルした結果、利用店舗が拡大し、サービス単価も1.2倍以上の上昇を見せています。このような支援を通じて、ぐるなびは飲食店の売上拡大に貢献していると同時に、業務の負担を軽減し、飲食業界全体の環境改善へも寄与しています。

外食文化の振興と楽天との協業

外食業界のさらなる活性化を目指し、ぐるなびは“繰り返し利用するほど得になる”ロイヤリティプログラム「幹事ランク制度」の利用促進にも力を入れています。このプログラムは、楽天グループの多様なサービスとの連携を基にしており、外部サービスの利用者の積極的な活用を促進することで、飲食店に人々が集まりやすくなっています。

楽天カードとの提携も始まり、楽天カード会員には「楽天ぐるなびネット予約」で特典を提供します。この取り組みは、ブラックカード会員には5%、プレミアムカード会員には3%の楽天ポイントが提供される大変お得な制度です。

忘年会シーズンキャンペーン

2025年の年末には、楽天ポイントが最大30,000ポイント貯まる「2025忘年会キャンペーン」もスタートし、予約を促進しています。また、年明けの新年会、春の歓送迎会シーズンに向けても、様々なキャンペーンを計画し、外食機会の増加に寄与することを目指しています。

このような取り組みを通し、ぐるなびはネット予約サービスの充実と飲食店への客の流入を拡大し、外食産業の活性化と企業の長期的成長を目指しています。