リシャール・ガリアーノが京都で魅せる情熱のタンゴ公演

リシャール・ガリアーノが贈る秋の夜長の音楽

世界的に有名なアコーディオン奏者、リシャール・ガリアーノの公演「ニューヨーク・タンゴ・トリオ in KYOTO」が2024年11月6日に京都のロームシアターで開催されることが決まりました。この貴重な機会に、ガリアーノの独特な音楽性と情熱的なタンゴの魅力を体感しましょう。

ガリアーノは、クラシック界の名門レーベルであるドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ唯一のアコーディオン・バンドネオン奏者として知られています。彼の演奏は技巧が卓越しているだけでなく、フランスのエスプリやタンゴの情熱を融合させ、豊かな音楽の世界を創造しています。この公演では、ギター奏者のアドリヤン・モアニャールとベーシストのフィリップ・アーツという実力派ミュージシャンが参加し、ガリアーノと共に素晴らしいサウンドを生み出します。

ガリアーノは1983年に「タンゴの革命児」とされるアストル・ピアソラと出会い、彼の影響を受けて「ニュー・ミュゼット」という新たな音楽スタイルを確立しました。ピアソラから「私が新しいタンゴを創ったように、君も新しいミュゼットを創るんだ」との助言を受けたガリアーノは、ジャズやブラジル音楽の要素を織り交ぜた独自の音楽を発展させてきました。その音楽は世界各国で高く評価され、数々の賞を受賞するに至りました。

今回の公演では、アストル・ピアソラの名曲「Vuelvo Al Sur」や、ガリアーノ自身の代表作「ニューヨーク・タンゴ」、「Tango Pour Claude」など、多彩な曲目が演奏される予定です。特に「Oblivion」やヘンリー・マンシーニの「Moon River」では、ガリアーノが楽器を持ち替えながら演奏を行い、観客を飽きさせることなく楽しませることでしょう。

公演は秋の夜長に行われます。京都の風情を感じながら、情熱的なタンゴやしっとりとしたメロディで贅沢な時間を過ごすことができる貴重なチャンスをお見逃しなく。