新たなギフトサービス創出プロジェクト
株式会社大和と高知工科大学、株式会社NODEの連携によるギフトサービス創出プロジェクトが始動しました。このプロジェクトは2025年から2027年まで、学生たちが実際の市場分析やサービス企画に挑戦するものです。特に、近年のギフト市場の環境変化に対応した新しいアプローチを模索しています。
プロジェクトの背景
大和は85年以上にわたり、法人向けにカタログギフトなどのギフト事業を展開してきましたが、贈答文化の変化やコロナ禍による影響で市場環境は変わりつつあります。これまでのフォーマルギフトからカジュアルギフトへとシフトしている中で、日常のコミュニケーションの中にあるギフトの重要性が高まっているのです。そこで、大和はこのプロジェクトを通じて、新たなギフト体験を提案することを目指しています。
学生たちの取り組み
学生たちはプロジェクトの初期段階で、実際の市場環境や競合の分析に取り組みました。3C分析を用いて市場の状況を把握し、ギフト選択における消費者のニーズや行動変化を理解するため、インタビューやディスカッションも行いました。その結果、学生たちはギフトを「モノの贈与」から「気持ちのコミュニケーション」と捉え直し、贈り手と受け手の感情を分析し新たな体験のあり方について議論を深めました。
発表会の成果
2026年6月に開催された成果発表会「D&I EXPO 2026」では、これまでの調査結果やサービスコンセプトを発表しました。学生たちは現在のカジュアルギフトサービスが抱える課題として、贈り手の想いが伝わりにくい点や形式的になる傾向を指摘。その上で、「伝える」から「伝わる」というテーマのもとで、ギフトを通じた感情のコミュニケーションを豊かにするサービスを提案しました。
試作品の機能
発表された試作品には以下の二つの主な機能が含まれています。
1.
ギフト専用AI: 相手への想いを整理し、より適切なギフト選びをサポートするAI機能です。ユーザーとの対話を通じて、贈るシーンや伝えたい気持ちに応じたギフト候補を提案します。
2.
アバター機能: 利用者が作成できるアバターを通じて、言葉では伝えきれない気持ちを届けることを目指します。感情に応じてアバターの表情や動きを設定し、贈り手の感情をより豊かに表現できます。
参加者との対話
発表会では、来場者からのフィードバックを得るための投票やアンケートも実施しました。学生たちが提案したサービス案への意見を直接収集することで、実際の市場ニーズを把握し、今後の改良ポイントを見つける貴重な機会となりました。
今後の展望
これからは、収集したデータをもとにサービスの提案内容をブラッシュアップし、いくつかのアイデアの中から実現可能性や市場性を検討します。また、高知工科大学やNODEとの連携を強化し、学生たちの視点を取り入れた新しい価値の創出に努めていきます。
新たなギフト体験を目指すこのプロジェクトは、企業、大学、コンサルティングファームの連携によって生まれる革新に期待が寄せられています。今後の展開に注目です。