バイオガスとブロックチェーン
2020-10-30 13:00:03

ブロックチェーンでバイオガスを普及させる新たなビジネスモデル

バイオガスを普及させるブロックチェーンの力



インドネシアの農村部では、伝統的に薪を使用した調理が広く行われており、約2500万世帯がこの方法で生活をしています。薪の使用は、森林伐採や二酸化炭素の排出を引き起こし、さらにそれが健康に与える影響も深刻です。調査によると、室内の空気汚染が原因で全世界で年間400万人が命を落としているとも言われており、特に貧しい農村部ではクリーンなエネルギーへのアクセスが不足しています。こうした背景から、su-re.coが目指すのは、安価で持続可能なエネルギーソリューションの提供です。

既存の問題を解決する必要性



現在、インドネシアの農村部では、年間16万5000人が薪の使用による健康被害で早死にしていることが明らかになっています。これらの問題を解決するためにはクリーンで再生可能なエネルギーの普及が必要ですが、既存の方法はコストが高く、導入が難しい状況です。その中で、ブロックチェーン技術を活用した新しいビジネスモデルの導入が注目されています。

su-re.coの新しい取り組み



su-re.coでは、すでに約30台のクリーンな調理用コンロを設置しており、さらにブロックチェーンによる排出権取引ビジネスモデルを構築中です。このシステムを通じて、銀行取引コストや排出権取引企業のコストを節約し、その資金をバイオガスコンロの導入に充てる仕組みを整えています。

ブロックチェーンの利点



この取組みでは、ブロックチェーンによって透明性と信頼性が確保され、市民が排出権取引に参加する機会を得られるのが大きな特徴です。また、su-re.coが開発したバイオガス装置は、従来型のものと比べて安価に生産でき、大量生産が可能です。このことが、より多くの農家にクリーンエネルギーを届ける鍵となります。

クラウドファンディングの実施



さらに、su-re.coは特定非営利活動法人Living in Peaceと協力して、クラウドファンディングを行っています。すでに目標金額は達成されており、次の400万円の目標に向けて支援を募っています。支援者には、バイオガスを活用した原材料から作られた特製のコーヒーやチョコレート、アロマキャンドルなどの特典が用意されています。

設立者ドクター高間の紹介



su-re.coのCEOはドクター高間であり、オックスフォード大学で環境地理学の博士号を取得しています。彼はこれまで、アジア開発銀行や国連機関などで環境問題に取り組んできた専門家です。彼のリーダーシップの下、su-re.coは持続可能な未来の構築を目指しています。

今後のイベント情報



クラウドファンディングに関連するオンライントークイベントも予定されています。是非、su-re.coのSNSやウェブサイトをチェックして、今後の取り組みやイベントの詳細を確認してください。

  • - 【フィードバックもお待ちしています】

我々の活動は、皆様の支援によってより加速します。ぜひ、農村部の人々にクリーンで持続可能な未来をお届けするため、一緒に活動を支援してください!

会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人 Living in Peace
住所
東京都中央区日本橋兜町 5-5-1兜町第1平和ビル
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。