地盤補強の新工法
2022-04-05 14:00:07

地盤補強の新時代を切り開くSQPile®の魅力と特徴

地盤補強の新しいアプローチ「SQPile®」



ジャパンホームシールド(JHS)が昨年導入した新地盤補強工法「SQPile®」は、安全性と経済性の両立を同時に実現することで注目を集めています。この技術は、建物の地盤補強に関する新たな解決策を提供し、より安定した住まいを実現するための重要な一歩です。

SQPile®の特長



1. 高い安全性



SQPile®は、杭の先端翼部を従来の螺旋形状ではなく、平板形状に改良しました。この新しい設計により、優れた支持力を獲得し、先端支持力係数αを350に設定しています。特に、地盤に打ち込む杭の周囲で発生する負の摩擦力、いわゆるネガティブフリクションへの対応策としても機能します。負の摩擦力が先端支持力を上回ると、杭が沈下し、それに付随して建物全体が沈下するリスクがありますが、SQPile®はこの問題を軽減する設計となっています。

2. 経済的な利点



先端翼部のコンパクト化は、全体的な施工費用の削減に繋がっています。また、掘削刃の調整が可能で、材料費と施工費の両面でコストダウンを実現しました。これにより、さまざまなプロジェクトにおいて、コスト効率を高めることができます。

3. 建築技術性能証明の取得



この新工法は、2022年1月に一般社団法人日本建築総合試験所から建築技術性能証明(GBRC 性能証明 第 21-16 号)を取得し、その新規性と独自性が正式に認められています。以前の試験運用では、「部材が安く、施工スピードも早い」と多くの施工店から好評を得ました。

SQPile®のメカニズム



本工法では、角型鋼管を回転貫入することにより周囲の土を意図的に乱します。これにより、負の摩擦力を最小限に抑えることが可能となっており、さらに先端部分の平板形状が、地盤の乱れを防ぎます。この構造的な工夫は、高い先端支持力を維持しつつ、経済的な施工を実現するための重要な要素です。

今後の展開



SQPile®は、JHSが地盤事故ゼロを目指して開発した独自の地盤補強手法であり、今後も全国の認定施工店を通じて展開される予定です。JHSは技術とサービスを通じて、安心して住める住環境の実現を目指しています。

このように、SQPile®は地盤補強の分野において、従来の技術に変革をもたらす要素を持っています。地盤補強の選択肢として、今後ますます注目されることでしょう。

会社情報

会社名
ジャパンホームシールド株式会社
住所
東京都墨田区両国2-10-14両国シティコア17F
電話番号

関連リンク

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Wiki3: JHS 地盤補強 SQPile

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