森林調査アプリ『DF Walker』がiOSに登場
DeepForest Technologies株式会社は、これまでにAndroid向けに提供されていた森林現地調査用アプリ『DF Walker』のiOS版を新たにリリースしました。このアプリは、スマートフォンやタブレットを通じて、森林調査に必要な多くの機能を実現し、現場作業を効率化するツールとして注目されています。
DF Walkerの特徴
DF Walkerは、GPS機能を活用し、樹木の正確な位置情報を現場で確認できる点が魅力です。オルソ画像やGeoJSONファイルの表示が可能で、ユーザーは現地調査で得た情報をその場で記録することができます。これにより、樹種や胸高直径などのデータをGIS形式で保存でき、調査の精度とスピードが向上します。
さらに、iOS版では、ユーザーの要望を反映した直感的な操作性が追加されており、レイヤ管理やラベル表示など、一般的なGISアプリとしての機能も果たしています。このアップデートにより、様々な業務への適用が期待されています。
使い方マニュアル
DF Walkerを利用するには、事前に必要なGISデータをDeepForest社のWebサイトでアップロードし、その後アプリにダウンロードします。対応するファイル形式はGeoTIFF及びGeoJSONで、ダウンロード後はオフライン環境でも使用可能です。
現場で新規データを記録する際は、新規作成から簡単にファイル名を入力し、地物データを追加できます。このアプリは複数のレイヤを同時に表示し、作業の用途に応じてデータを組み合わせることができるため、非常に柔軟に利用できます。
新機能紹介
iOS版では、特に次のような新機能が追加されました。
新たにポイントおよびライン形式のデータ表示が可能になったことで、従来のポリゴン形式に制約されず、より柔軟なデータ管理が実現しました。特に、ポイントデータは簡単にタップで描画でき、作業効率が大幅に向上します。
新しい画面レイアウトにより、レイヤ操作と地図確認を同時に行えるようになりました。特にiPad版では、画面表示を保ちながら複数の地物の表示を切り替えることが可能です。これは特に視覚的な確認を必要とする場面で、大変便利になります。
DF Scannerとの連携
行う分析結果をDF Walkerに取り込み、現場でのデータを活用することで、病虫害調査や樹種探索などがもっと効率的に行えます。DF Walkerは単独でも使用できますが、DF Scannerと組み合わせることで、その機能や分析がより強化されます。
導入方法
DF WalkerはiOSとAndroidで無料でインストールできるため、誰でも手軽に始められます。ただし、アプリの利用にはDFアカウントの登録が必要です。今後もアップデートが行われ、機能に変更が加わる可能性があるため、注目が継続されるでしょう。
会社情報
DeepForest Technologiesは京都市に本社を構え、森林解析ソフトウェアの開発とコンサルティングを行う企業です。森林調査の改善と効率化を目指す同社の取り組みに、ぜひ注目してみてください。
公式ウェブサイトやアプリの詳細は、
DeepForest Technologiesの公式サイトを訪れることで確認できます。また、アプリに関する意見や感想は、同社のお問い合わせフォームから送ることが可能です。