株式会社リログループが語るM&A戦略と賃貸管理ビジネスの未来
2026年8月19日、東京のサステナグローススクエアで行われた「第99回経営戦略セミナー経営研究会全国大会2026」の賃貸管理ビジネス研究会で、株式会社リログループの執行役員、戸橋謙造氏が特別講演を行いました。この講演では、リログループが捉えるM&A戦略と地域密着型企業との「共存共栄型」のビジネスモデルが紹介されました。
賃貸管理ビジネス研究会の目的
この文脈での賃貸管理ビジネス研究会は、経営者やその後継者を対象にした業界最大級の勉強会です。年に6回開催されるこの例会では、企業同士が情報を交換し合い、最新の業界情報をアップデートすることが期待されています。その中で、戸橋氏がM&Aというテーマを取り上げた背景には、業界の成長と持続可能な発展を目指す思いがあります。
「共存共栄型」のM&A戦略
戸橋氏は、リログループのM&A戦略がどのように構築されているのかを具体的に説明しました。同社は、地域密着型の企業を多く取り込み、それぞれの会社が持つ過去の実績を最大限に引き出すことを目指しています。この「共存共栄型の事業承継」は、単なる合併や買収ではなく、企業文化や社員の雇用も大切にするスタンスが特徴で、結果的に既存の従業員を中心とした体制を維持しているとのことです。
戸橋氏は、効果的な経営を考えると単純に非効率な部分が残ることも否定しませんが、この多様性と中小企業の活用が長期的な成功に繋がると強調しました。特に、法人格を維持し、基幹システムも各社のものをそのまま使用するアプローチは、各企業の独自性を保つために不可欠だと言います。
M&Aの進め方
さらに、戸橋氏はM&Aを進めるためには情報収集が重要であると述べました。M&A担当としての経験を通じて、戸橋氏は金融機関やアドバイザーと常時連絡を取り、情報を集め続けた結果、43社の不動産関連の企業がグループに加わりました。初期の頃は案件が少なく苦労したものの、その後のネットワーク構築と実績の積み重ねが現在の成功に繋がっているのです。
次回の研究会
講演の後半では、参加企業にM&Aを始めるための確認事項を問う形で進行しました。これには、目的、活動内容、運営方針など、全体を俯瞰する重要な視点が無ければ難しいという戸橋氏の指摘がありました。成功するための明確な目標を持つことが、M&Aを選ばれる企業になるための第一歩だと強調しました。
参加者からは「具体例が交えられており、とても有意義だった」との声も寄せられました。次回の賃貸管理ビジネス研究会は2026年12月11日に予定されており、業界における学びの場が更に広がることが期待されています。
(お問い合わせや参加希望の方は、船井総研あがたFASの公式サイトをご参照ください。)