明和町の地域を活かした観光コンテンツ創出の研究会レポート
2025年3月24日、明和町で「斎宮からのお伊勢参りを実現するためのコンテンツづくり」についての研究会が開催されました。このイベントは、一般社団法人明和観光商社が主催し、地域のシビックプライド醸成を目的としています。明和町の観光ポテンシャルを高め、地域にお金を落とす仕組みを考えるための集まりです。
参加者とゲストの紹介
今回の研究会では、明和町の地域おこし協力隊や観光に興味を持つ県外の方々が集まりました。また、特別ゲストとして3名の専門家が参加。彼らは各々異なる視点から明和町の観光振興に貢献しています。
- - 小山さん(株式会社オズマピーアール): 伊勢志摩での観光プロモーションを手掛ける。
- - 水谷さん(株式会社on-co): 地域の観光に関与しながら、地域の魅力を発信。
- - 福田さん(株式会社on-co): 東京から三重県に移住し、地域とのつながりを模索している。
明和町の観光の現状
明和町は毎年約25万人の観光客が訪れますが、近隣の伊勢市の800万人という数字と比較すると、その数は少なく、課題が浮き彫りになります。観光商社は、2033年の伊勢神宮の式年遷宮を目指し、斎宮から外宮、内宮への観光ルートの確立を目指しています。
観光コンテンツの必要性
研究会では、明和町の観光コンテンツづくりがなぜ重要なのかについて議論されました。直江さんは、「文化財の維持や地域の魅力をお伝えするための経済循環を生む重要性」を強調し、地域の人々の愛着を育むことが観光振興に繋がると語りました。
コンテンツの創出における他地域の事例
小山さんより、他地域の成功事例が紹介され、地域内外の視点を交えた観光コンテンツの重要性が強調されました。観光は目的ではなく、地域の実情を伝える手法であり、その中で地域の産業や食、生活を見せることが大切だと述べられました。
明和町ならではの観光コンテンツ
直江さんは、地域の人々を活用した観光コンテンツを紹介。参加者から多くの好評を得たプログラムで、特に地域のコミュニケーションが評価されました。これにより、観光客が地域に愛着を持ち、再訪の意欲が高まることが期待されています。
地域の資源を活かしたストーリーづくり
福田さんは、「地域の資源や暮らしをコンテンツとして切り出すことが重要」とし、他の地域での成功事例も示しました。また、参加者同士の意見交換を通じて、地域の魅力を引き出し、ストーリーとしてまとめる重要性が再確認されました。
地域の人々の役割
研究会では、観光コンテンツを通じて地域の人々がどのように変わったかの例も共有されました。ある外国人参加者が神社に惹かれ、地域の氏子たちとの交流を通じて日本文化に触れることができたという事例が紹介されました。これにより、氏子たちも観光コンテンツの重要性を再認識し、地域に対する愛着を深めたとのことです。
まとめ
「斎宮からのお伊勢参りを実現するためのコンテンツづくり」に向けた研究会は、明和町の魅力を再発見する良い機会となりました。地域の方々が力を合わせて観光につなげ、町外との協力関係を強化することが求められています。次回の開催も楽しみです。
お知らせ
次回の研究会は5月初旬に予定されています。参加希望者は明和観光商社のSNSやHPで最新情報をチェックしてください。