町田市、地産地消を進める『まち☆ベジBOOK大地のごちそう』を発行
東京都町田市では、「まち☆ベジBOOK大地のごちそう」が新たに発行されました。この本は、町田市内で生産される農産物の魅力を広め、地産地消の意識を高めることを目指しています。2020年度、2022年度に続く3回目の発行となりますが、今回は特に家族層に向けた内容が強化されています。
本書の内容と目的
「まち☆ベジBOOK」は、町田産農産物「まち☆ベジ」を親しみやすい形で紹介することを目的とし、「食育・体験」「知る」「買う」「食べる」の4つのカテゴリーから構成されています。特に注目は、新たに追加されたページ「農さんぽ」です。小野路エリアに点在する親子で楽しめる農業体験の情報や、地域で収穫された新鮮な野菜や果物を紹介し、子供たちに食への関心を持ってもらうことを狙っています。
さらに、中学校の給食システムについてのコラムも掲載されており、給食を通じた食育の重要性を伝えています。地元農産物の購入や食べる楽しみだけでなく、教育としての役割も果たしています。
まち☆ベジとは
「まち☆ベジ」とは、町田市に住む農家や地域の農業者が、高品質の農産物を生産するために厳格に生産履歴を管理したものです。新鮮さが特徴で、地域の特産品として特に評価されています。市内の農産物は、食材としての優れた品質を誇り、多くの飲食店でも利用されています。
地域の魅力と観光スポット
本書には、町田市北部の小野路地域に根付く歴史や自然も紹介されています。江戸時代に宿場として栄えた小野路宿には、旅籠「角屋」を改修した「小野路宿里山交流館」があります。この施設では、地域の農産物を楽しんだり、里山の散策を通じて古き良き町の魅力を感じることができます。
さらに、町田市は自然と都市が調和した場所でもあります。町田駅周辺は、商業施設が立ち並び賑わいがありますが、少し離れると緑豊かな公園や自然豊かな農地が広がっています。都市生活の便利さと自然の癒しを同時に体験できるのは、町田市ならではの魅力です。
町田市の未来
町田市では、共働き家庭の増加に伴い、2025年度までに中学校全員給食制度を導入する計画も進行中です。家庭環境の変化に応じて、子供たちに健康で多様な食事を提供することで、食育の重要性を再認識しています。
「まち☆ベジBOOK大地のごちそう」を通じて、町田市の新鮮な農産物を育てる農業者と、消費者である私たちとの繋がりが深まることを期待しています。地元を愛し、未来の世代にその価値を伝えるための良いきっかけとなります。
まとめ
「まち☆ベジBOOK大地のごちそう」は、町田市の豊かな自然と農業文化を知り、感じ、楽しむための素晴らしいツールです。地産地消の取り組みが、地域全体の活性化につながることを願っています。町田市内の市民センターや図書館などで入手可能ですので、ぜひ手に取ってみてください。