株式会社キャッチボールは、後払い決済サービス「後払い.com」を提供している企業であり、近年のEC市場のニーズに応えるべく、様々な取り組みを行っています。このたび、同社はIRISデータラボ株式会社が提供するECプラットフォーム「Atouch」とのAPI連携を開始することを発表しました。この連携により、EC事業者はLINEを通じた新たな販売・決済フローを構築できるようになります。これにより、コミュニケーションの円滑化や販売の効率化が期待できるとされています。
API連携のメリット
今回のAPI連携の主なメリットは、購買過程のスムーズさと消費者利便性の向上です。具体的には、LINEという広く普及したコミュニケーションアプリを活用することで、EC事業者は消費者との接点を強化できます。商品案内や問い合わせ対応がLINEトーク内でできるため、消費者にとっても操作がシンプルになり、購入までの流れがスピーディーになります。
また、消費者が「後払い.com」を支払い手段として選べることで、購入時の心理的負担が軽減されます。特に、実物を確認したうえで決済を行いたいというニーズに対応するのに非常に効果的です。この結果、EC事業者は売上の向上やカゴ落ちの防止などのメリットを享受できることが見込まれます。
Atouchの利便性
「Atouch」の特長は、LINE公式アカウントを利用して手軽に自社ECショップを立ち上げられる点です。これにより、複雑なシステム構築を必要とせず、LINE上でのコミュニケーションや販売を一元管理することで、消費者とのつながりを強化できます。これにより、ECショップの運営にかかる負担を大きく軽減することが期待されます。
後払い.comの機能
「後払い.com」は、商品が届いてから支払うことができるサービスです。このシステムは、商品受取に関する不安や代金引換時の手間を解消することで、消費者が安心して利用できる環境を提供します。ユーザーはコンビニや銀行振込など、お好きな方法で簡単に支払いができるため、利便性も高いです。さらに、請求業務はキャッチボールがすべて代行、未回収リスクを軽減するための100%代金保証も整備されています。
会社情報
株式会社キャッチボールは2007年に設立され、後払い決済サービスを提供する企業です。同社は東証プライム市場上場の株式会社スクロールのグループ企業であり、安定したサービスを提供することに注力しています。また、IRISデータラボ株式会社は2019年に設立され、LINEを活用したマーケティングオートメーションツールの導入コンサルティングを行っています。両社の協力により、多くのEC事業者が新しい販売手法を享受することが期待されています。