ドローンによる新しい建設現場の未来を切り開く業務提携

2023年8月22日、株式会社Liberawareと株式会社新井組が業務提携を開始しました。この提携により、両社は建設業界におけるドローン技術を効果的に活用し、より安全で効率的な社会の構築を目指しています。

業務提携の背景

近年、様々な産業でドローンの利用が進んでおり、特に建設業界では点検や測量、施工管理などでの活用が注目されています。航空法の改正やデジタル技術の進化に伴い、ドローンを社会問題解決のためのツールとして期待される機運が高まっています。これを受けてLiberawareは、新井組と協力し、ドローンによる点検や計測サービスを拡充することを決定しました。

株式会社Liberawareとは

Liberawareは、「誰もが安全な社会を作る」というミッションのもと、特に狭く危険な屋内空間の点検に特化した世界最小級のドローン「IBIS」を開発しています。このドローンを使って、顧客向けの各種サービスや画像解析技術を駆使したデジタルトランスフォーメーション（DX）ソリューションを提供しています。具体的には、ドローンによる撮影データを解析し、インフラの点検と維持管理に役立てています。

この技術は、見えないリスクを可視化し、人々の生活を安全に保つための大きな武器となります。

株式会社新井組とは

新井組は1944年に設立され、80年以上にわたり建設事業に携わってきました。同社は高い技術力を持ち、民間・公共工事を問わず多くの社会問題の解決に貢献しています。国土交通省の工事成績評定ランキングにおいても、関東地方整備局で第1位を獲得するなど、業界内での存在感を示しています。
中期経営計画では「新市場への展開」を掲げ、様々な形で社会に変化をもたらすソリューションプロバイダーとしての役割を果たすことを目指しています。

業務提携の内容と展望

新井組との提携により、Liberawareはドローン事業をサポートし、建設現場のデジタル変革をさらに進めることを目指しています。この提携は、ドローン技術の普及にとどまらず、関連ソフトウェアのDXソリューションの普及も考慮されています。これにより、今後の建設業界は効率的で安全な作業環境を手に入れることが期待されます。

業務提携による影響は軽微であるとのことですが、両社が持つ技術とノウハウを組み合わせることで、新たなビジネスチャンスは大きく開けることでしょう。
このような進展により、より多くの人々が安全で安心な社会の恩恵を受けられるようになることが期待されます。