専門学校向け無償出張授業の導入
株式会社ミツエーリンクス(東京都新宿区)は、社会貢献活動の一環として、ウェブアクセシビリティに関する出張授業を専門学校向けに無償で提供することを発表しました。この施策は、Webの利用機会が拡大している中で、すべての人が情報にアクセスしやすくするための重要な取り組みと位置づけられています。
Webアクセシビリティとは
Webアクセシビリティとは、インターネット上の情報やサービスが、障害の有無にかかわらず利用できる状態を指します。近年、さまざまなデバイスからのアクセスが常態化する中、Webサイトがすべてのユーザーにとって手軽に使えることが求められてきました。しかし、専門学校ではこの重要なテーマについての教育の時間が限られているのが現状です。
専門学校のカリキュラムでは、限られた時間内に多くの内容を詰め込む必要があり、Webデザインや開発技術が優先されがちです。そこでミツエーリンクスは、長年にわたるWebアクセシビリティの経験を踏まえて、専門学校生にアクセシビリティを学ぶ機会を提供することが、社会全体へ良い影響をもたらすと考えました。
出張授業の内容
出張授業は、顧客企業向けにこれまで数回開催されてきたセミナー「Webアクセシビリティ入門」と「障害者差別解消法とWebアクセシビリティ」を基にした内容で、全3時間程度のプログラムです。
この授業では、Webアクセシビリティの基本的な概念や、なぜそれが重要なのかを学びます。また、障害者差別解消法との関連についても理解を深め、専門学校生が実際のWebデザインに生かせる知識を提供します。この授業は、Web業界での将来的なキャリア形成にも寄与することを目的としています。
実施予定
最初の授業は2025年4月に日本電子専門学校、続いて6月に東京電子専門学校で行われる予定です。その後、全国の他のWeb系・IT系専門学校にも案内し、出張授業を順次実施していく計画です。授業の詳細な内容や日程、実施方法などについては、興味のある専門学校と個別に相談を行った上で決定していきます。
ミツエーリンクスの紹介
ミツエーリンクスは、1990年からビジネスの持続的な発展を支えるコミュニケーション・デザイン・カンパニーとして、多様なデジタルコンテンツを提供してきました。企業のマーケティング活動を支援し、アクセシビリティやユーザビリティの向上を図るサービスを展開しています。また、ISO9001やISO27001/ISMSなどの国際規格も取得し、高品質なサービスを提供することに注力しています。
さらに、2024年4月26日には株式会社電通総研のグループ企業として新たなステージに進む予定です。詳細な情報は、
ミツエーリンクスの公式ウェブサイトをご覧ください。