未来医療の新たな拠点となるNakanoshima Qross、9社の海外展開支援を発表

日本の創薬力強化と未来医療の国際貢献を目指す一般財団法人未来医療推進機構（Nakanoshima Qross）が、海外展開に向けた支援対象として9社を選定しました。この取り組みは、厚生労働省の「創薬クラスターキャンパス整備事業」の一環であり、スタートアップ企業の成長を促進するための新たなプログラムです。

海外エコシステムブリッジ支援の概要

Nakanoshima Qrossが提供する「海外エコシステムブリッジ支援」は、スタートアップ企業の国際的な展開を加速させるための支援プログラムです。選定された企業は、戦略的なサポートを受け、海外市場でのパートナーシップ構築を支援されます。このプログラムには、国内外の製薬企業や投資家との接点を作るためのサポートが含まれています。

支援には二つの枠が設けられており、一つは「海外進出支援枠」、もう一つは「海外戦略加速枠」です。海外進出支援枠では、Plug and PlayやCIC Instituteとの連携を通じて、スタートアップが抱える課題に対して直接的な解決策を提供します。特に、短期間での集中プログラムにより、海外の製薬企業との関係も構築されます。

選定された9社の紹介

今回、海外エコシステムブリッジ支援対象として選ばれた9社は、以下の通りです。

海外進出支援枠（Plug and Play提供プログラム）

1. 株式会社イクスフォレストセラピューティクス - CEO樫田俊一ウェブサイト
2. ユナイテッド・イミュニティ株式会社 - CEO岸田将人ウェブサイト
3. Atransen Pharma株式会社 - CEO浅野智之ウェブサイト
4. ルクサナバイオテク株式会社 - CEO佐藤秀昭ウェブサイト
5. 株式会社FerroptoCure - CEO大槻雄士ウェブサイト
6. 株式会社HOIST - CEO柿沼千早ウェブサイト
7. 株式会社抗体医学研究所 - CEO西村公男ウェブサイト

海外戦略加速枠（CIC Institute提供プログラム）

8. クオリプス株式会社 - CEO草薙尊之ウェブサイト
9. リジェネフロ株式会社 - CEO森中紹文ウェブサイト

これらの企業は、プログラムを通じて海外でのパートナーとの連携を深め、事業機会の創出に努める予定です。また、未来医療の分野での革新的な医薬品や治療法の国際展開にも挑戦する姿勢を見せています。

フォーラム開催のお知らせ

さらに、10月8日には「Nakanoshima Qross Future Medicine Forum」が開催されます。このフォーラムでは、参加企業が行うピッチや、支援プログラムの紹介が予定されています。国内外のスタートアップ、投資家、製薬企業など、さまざまな関係者が集結し、新たなビジネス機会を模索する場となります。