津山城下町泊プロジェクト
2025-09-03 13:36:32

津山の歴史を未来に繋ぐ「城下町泊プロジェクト」の挑戦

津山城・城下町泊プロジェクトについて



2026年11月、津山市は「津山城・城下町泊プロジェクト」を本格的に始動しました。このプロジェクトは、津山市所有の鶴山館を中心に、複数の歴史的建物を改修し、分散型ホテルとして利用することを目的としています。民間事業者のバリューマネジメント株式会社が運営を担うことで、文化遺産の保存と地域経済の活性化を図ります。

プロジェクトの目的と背景


全国的に有名な津山城を有する津山市は、その歴史的背景や文化財の価値を次世代へ伝えるべく、歴史的建物を保存し、観光資源として活用する取り組みを進めています。このプロジェクトは、津山の魅力を再発見し、訪れる人々に新たな体験を提供することを目指しています。また、事業費の一部はふるさと納税型クラウドファンディングで資金調達を行い、地域の皆様からの支援も受けています。

歴史的建物の活用


本プロジェクトで対象となる主要な施設は以下の通りです。

  • - 鶴山館: 1904年に建てられた国指定史跡。図書室や展示スペースとして利用されるほか、宿泊施設のフロントとしても機能します。
  • - 迎賓館・余芳閣: 名勝・衆楽園内にあるこれらの施設は、隣接する庭園を見渡せる開放的な設計が特徴です。特別なダイニングや宿泊施設として利用されます。
  • - 旧梶村家住宅: 江戸時代の豪商の屋敷として知られるこの家は、歴史的なテーマを持つ客室やラウンジに生まれ変わります。

これらの歴史的建物がそれぞれ異なる魅力を持っており、まち全体がホテルとして機能する新しい形の分散型ホテルとなります。

プロジェクトの意義


津山市長の谷口圭三氏は、このプロジェクトがまちの歴史と文化を未来に伝える重要な挑戦であると語ります。地域の資源を活用し、新たな観光価値を生み出すことで、地域経済の活性化や雇用の創出にも繋がると期待されています。民間企業の支援と行政の協力により、持続可能な官民連携モデルを構築することで、100年後の津山市の姿を見据えた取り組みとなるでしょう。

資金調達と特別返礼品


津山市は、3億6,000万円を目指して資金を調達します。特別返礼品として、ふるさと納税型クラウドファンディングを通じて「津山城主体験」というユニークなプランを提供予定です。この体験では、宿泊者が殿様となり、歴史の中に身を置くことができる特別な体験が待っています。実施日は2026年11月以降を見込んでいます。

今後の展望


本プロジェクトは、津山の歴史を生かした宿泊体験を提供することで、観光業や地域経済を再活性化し、地域の歴史的資源の持続可能な保存を実現するものです。官民連携の新しい形を示すこのプロジェクトには、今後の進展がますます注目されます。


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会社情報

会社名
バリューマネジメント株式会社
住所
大阪府大阪市北区大深町4-20グランフロント大阪タワーA17F
電話番号
06-6371-2700

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