三井情報が新たな認証ソリューションを導入
三井情報株式会社は、アメリカのサイバーセキュリティ企業、Beyond Identityと代理店契約を結び、2025年1月より国内の顧客向けに本格的に販売を開始することを発表しました。この提携により、フィッシングやランサムウェアなどのサイバー攻撃から企業を守るための、パスワードレス認証を含む多要素認証ソリューションの提供を強化します。
フィッシング対策の重要性
近年、サイバー攻撃の増加に伴い、企業はますます厳しい状況に直面しています。特に、なりすましやデータの改ざんが進む中で、「誰が」「どのデータに」アクセスするかという認証プロセスの重要性は高まっています。しかし、従来のパスワードに依存する方法では、攻撃者にとって格好の標的となるため、新しい認証手段の導入が不可欠です。
Beyond Identityの革新
Beyond Identityは、パスワードレス認証を利用した、高度なセキュリティを提供するプラットフォームです。この技術により、ユーザーは生体認証などを通じて認証を行うことができ、パスワード管理による負担を軽減します。さらに、デバイスポスチャと呼ばれる機能を活用して、利用端末の状態を常に監視し、不正アクセスを未然に防ぐ仕組みを整えています。
利便性向上とコスト削減
ユーザーが直面するパスワードの運用負担を軽減することにより、コストと時間の削減が期待できます。また、パスワードを完全に排除することによって、セキュリティの向上も図れるため、より安全なビジネス環境の構築に寄与します。三井情報は、このソリューションを通じて、企業のゼロトラストセキュリティモデルの実現をサポートします。
日本市場における新たな展望
Beyond IdentityのCEOであるJasson Casey氏は、この提携が日本市場における高度なIDとアクセス管理の提供を可能にすることに期待を寄せています。「MKIとのコラボレーションが、日本のお客様にとって価値をもたらすものになると確信しています」と述べています。三井情報は、これまでゼロトラストに必要なコンポーネントの提供に取り組んでおり、今回の契約締結をもってさらなる進展を目指します。
企業の未来へ向けた挑戦
三井情報は、2030年ビジョン『未来社会の当たり前をつくる』に向けて邁進しています。今回の提携を通じ、デジタル化が進む中での安全なセキュリティ環境の構築を支援することのできる企業を目指します。今後の展開に期待が寄せられます。
お問い合わせ先
詳細な情報や製品に関するお問い合わせは、三井情報株式会社のマーケット推進部までご連絡ください。