近年、通信制高校の生徒数が高校生全体の約10%に達し、大学進学においても新たなトレンドが生まれています。特に、国内最大級の総合芸術大学である京都芸術大学の通信教育課程では、10代の入学者数が5年間で2.3倍に急増しています。この現象は、Z世代の大学選びにおける選択肢の拡大を示しています。
2025年度の文部科学省の調査によれば、通信制高校卒業者の大学進学率は専門学校よりも高く、特に通信教育を受ける私立大学も全国に広がっています。現在、37校の私立大学が通信教育課程を設置し、約18万人が学んでおり、18〜22歳の若者が多くを占めています。この流れには、オンライン学習の普及や、学びの目的の変化があります。特に、コロナ禍においてオンライン環境が充実し、「資格」よりも「自分の好きなことを深めたい」というニーズが高まっています。
京都芸術大学では、多様な地域や世代の学生が学ぶ全22のコースが用意されています。特に注目されるのは、フジテレビとの連携による映像コースや、ピクシブとの共同で展開するイラストレーションコースです。これらのコースは、業界のプロから直接学べる実践的なカリキュラムが特色です。
映像コースでは、スマートフォンを使った映像制作が可能であり、特に「暮らしの中の映像力」に焦点を当てています。一方、イラストレーションコースでは、基礎から応用まで体系的に学び、業界の知識も提供されており、実際のプロが指導に当たります。
授業はオンデマンド動画とライブ配信で提供され、学生と教員が専用SNSでつながることで、双方向の学習環境が整えられています。数分の短い授業もあり、隙間時間を活かしてスマホで学ぶことも可能です。さらに、作品には個別の添削があり、質の高いフィードバックが受けられます。
入学して学んだ生徒たちは、実践的な知識と技術を身に付け、自分の作品に活かしています。彼らの声は、教員からのアドバイスが直接役立ったと語っています。例えば、イラストレーションコースの卒業生は、初めは特別なスキルを持っていなかったものの、幅広い知識を得て自己表現ができるようになったと証言しています。
京都芸術大学では、新入生に向けたオンライン説明会が開催され、各学科のカリキュラムや教育体制が紹介されます。興味を持つ者には、直接質問ができるQ&Aコーナーも設けられています。入学を考えている方には、2026年度入学に向けた貴重な機会となっています。
京都芸術大学は、芸術を学びながら社会で必要な力を育てることを教育目標に掲げています。年々、国内外から多様な年齢層の学生が集まり、社会との関係性を重視した教育が進められています。社会実装プロジェクトを通じたグループワークや実務経験も豊富で、学生たちがアーティストとしての成長を遂げています。