陸前高田市で奇跡の一本松を描くボタニカルアート講座開催！

陸前高田市立博物館での特別イベント

2025年11月1日（土）、岩手県陸前高田市の立博物館で特別なイベントが開催されます。目玉は、「奇跡の一本松」とその植物画を手掛けた、英国キュー王立植物園の公認植物画家・山中麻須美氏によるボタニカルアート体験教室です。

奇跡の一本松について

2011年3月11日に発生した東日本大震災の大津波によって大きな被害がもたらされましたが、その中で奇跡的に生き残った一本松は、地域の希望の象徴とされています。残念ながら海水によるダメージから枯死してしまいましたが、この一本松の記憶を次世代に伝えるために、山中氏が2016年に描いた作品は同植物園から日本政府へ寄贈され、現在は高田松原津波復興祈念公園で展示されています。

イベントの内容

講演会

開催時間：10:30〜11:45
参加人数：約60名（無料）
内容：山中氏が奇跡の一本松について自身の体験や、英国キュー王立植物園や貴重な植物画コレクションについてお話します。
博物館の展示室内で行われるこの講演会は、植物画や自然に興味がある方々にとって大変貴重な学びの場です。

ボタニカルアート教室

開催時間：13:00〜15:30
参加人数：20名（無料）
参加対象：高校生以上で、講演会に参加される方
内容：山中氏による初心者向けボタニカルアート教室。科学的な視点を持って美しい植物画を描くテクニックを学ぶことができます。
この教室は、５人しかいない公認画家の技術を直接学べる素晴らしい機会です。

参加お申込み方法

イベントの参加には事前の申し込みが必要です。以下の期間内にお電話でお申し込みください。
受付期間：2025年10月1日（水）〜29日（水）の9:00〜17:00（毎週月曜日は休館）
予約先：0192-54-4224（陸前高田市立博物館）
先着順で定員に達した時点で受付を終了いたします。

山中麻須美氏のプロフィール

奈良市出身の山中氏は、1987年に英国へ渡り、以降植物画家として活躍を続けています。2009年には英国キュー王立植物園の初の日本人公認画家となり、その後、数々の展示会や講演会を通じて日英両国の文化交流にも尽力しています。
2021年には外務大臣表彰を受けるなど、その業績は評価されています。

このチャンスに、ぜひ参加してみてください。