テヴァナ ガーデン受賞
2025-12-23 13:40:54

アヤナ バリのテヴァナ ガーデン、国際ランドスケープ賞を受賞

アヤナ バリのテヴァナ ガーデン、国際賞を受賞



インドネシアのバリ島に位置するアヤナ バリのテヴァナ ガーデンが、国際ランドスケープアーキテクト連盟(IFLA)主催のアジア太平洋地域ランドスケープアーキテクチャアワード2025において、「パークス・アンド・オープンスペース」部門の優秀賞(Honourable Award)を受賞しました。このアワードは、環境の質、文化的アイデンティティの強化、地域社会のウェルビーイング向上に寄与するプロジェクトを称賛するもので、テヴァナ ガーデンはその革新的なデザインと環境への配慮が高く評価されています。

テヴァナ ガーデンは、面積6.7ヘクタールの広大な敷地に、バリの哲学と日本の美意識を融合させたランドスケープが広がります。訪れる人々は、森林の遊歩道や、優雅に泳ぐ鯉がいる池、小川のせせらぎ、パノラマビューを楽しめる「ビューポイントタワー」、静けさに包まれた「ティールーム」、さらには家族向けのピクニックスペースなど、自然と触れ合える多彩なエリアを体験することができます。このように、テヴァナ ガーデンは”自然の聖域”として、アヤナ バリの「自然に寄り添う体験」という理念を象徴しています。

この美しい庭園は、日本のランドスケープデザイン事務所「SAHAランドスケープ設計事務所」がコンセプトを手掛け、PT Karang Mas Sejahteraによってデザイン・施工管理が行われました。「穏やかな混沌の中に宿る調和」という哲学に基づき、アジアの都市と自然の多層的な美しさを映し出す空間が創造されています。遊歩道や複数のゾーンに分かれたランドスケープ、滝や小川、池が連続する水景システムは、訪れる人々に大自然の美しさに浸る体験を提供します。

テヴァナ ガーデンは、バリの固有の自然環境と調和したデザイン、多様なアクティビティに対応できる空間構成、そして地形と建築要素を一体化したランドスケープを重視しています。SAHAランドスケープ設計事務所とPT Karang Mas Sejahteraとの協働によって両文化の感性が丁寧に反映されています。現地で採取された石灰岩や熱帯植物の使用、既存樹木の保護、地形を活かした設計により、自然と建物が調和した美しい景観が実現しました。

この庭園は、約60種類以上の熱帯植物を有し、生物多様性の向上や、自然換気による冷却効果、浸食防止にも寄与しています。また、敷地内にある聖なる洞窟の保全に貢献している点も高く評価され、デザイン性だけでなく、地域環境やコミュニティへのポジティブな影響が重視されています。

テヴァナ ガーデンでは、ガーデンディスカバリーウォークやウェルネスセッション、自然をテーマにした遊び場、さらには隣接するサカ美術館と共同で行う文化的なコラボレーションなど、多様な体験が用意されています。自然、文化、癒しが融合する「平和の場所」としての価値を高めています。

アヤナ バリは、バリ国際空港から12km、ジンバラン湾を望むクリフフロントに位置し、広大な90ヘクタールの敷地に4つの受賞歴のあるホテルを有し、豪華な施設とサービスを提供しています。宿泊することでテヴァナ ガーデンの魅力を存分に味わうことができるでしょう。

いかがでしたでしょうか。テヴァナ ガーデンの受賞は、ただの賞ではなく、環境配慮に基づいた新しい価値観とライフスタイルを提案する重要なステップと言えます。これからのランドスケープデザインの可能性は、当たり前にはなり得ない新しい自然の共存の形へと進化を続けています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
AYANA Hospitality
住所
Jalan Karang Mas Sejahtera, Jimbaran,Bali Indonesia
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。