Pendoが新たなオムニチャネル戦略を発表!「オーケストレート」とは
プロダクト分析プラットフォームを提供するPendoは、2023年の年次イベント「Pendomonium」にて、新しいオートメテーションソリューション「オーケストレート」を発表しました。この新機能は、プロダクトチーム向けにメールとアプリ内ガイドのメッセージを自動で作成・送信することを可能にします。
オーケストレートの登場背景
近年、デジタルコミュニケーションの重要性が増す中、効果的な顧客とプロダクトの関係を築くためには、パーソナライズされた情報提供が欠かせません。Pendoでは、ユーザーエンゲージメントを高めるための新たなアプローチを模索しており、その結果が「オーケストレート」という形で実を結びました。
どのように機能するのか?
オーケストレートは、AIと自動化を駆使し、プロダクトチームがユーザーの行動に基づいてメッセージをカスタマイズする仕組みを持っています。例えば、あるユーザーが30日間アプリにログインしていない場合に、自動でリマインダーメールを送信し、再度アプリに戻った際には「お帰りなさい」といった歓迎メッセージが表示される仕組みです。このプロセスは、ユーザーの定着を促進し、最終的には企業の成長に寄与することでしょう。
主な機能
「オーケストレート」の主な機能には下記が含まれます:
- - メール作成ツール: アプリにログインしないユーザーともコミュニケーションが可能。
- - ビジュアルデザイナー: コーディングなしで簡単にメールやアプリ内ガイドを作成。
- - ジャーニービルダー: ユーザーセグメントの特定とメッセージフローの管理。
- - プリセットテンプレート: 使用事例に基づいたメッセージの容易な選択。
- - 自動化機能: ユーザー動向に基づくメッセージの自動配信。
- - 分析機能: メッセージ効果やプロダクトの定着率を追跡。
現在、200社以上の企業がこの新機能をベータ版で導入しており、その効果に注目が集まっています。特に集合住宅管理のRespage社は、オーケストレートを活用し、ターゲットユーザーへの情報提供を効果的に実施しています。
実績とユーザーボイス
RespageのプロダクトマネージャーJasmine Kraus氏によると、オーケストレートを導入したことによって、顧客への新製品情報の届け方が劇的に向上したとのことです。開封率は従来の2倍にも達し、マーケティング効果が高まったと言います。このように、オーケストレートはその実用性と効果から多くの企業に受け入れられています。
Pendomonium 2024 の展望
来年のPendomoniumでは、AIや製品リーダーに関する先進的なトピックを扱う基調講演が予定されており、業界のリーダーによる多数のセッションも行われる予定です。Pendoとしては、オーケストレートを通じて、より多くの企業がプロダクトを中心にした効果的なメッセージングを実現できることを目指しています。
Pendoとは?
Pendoは、「ソフトウェアで世界のプロダクト体験を向上する」ことをミッションに掲げる企業です。彼らの提供するプラットフォームは、プロダクト主導で収益を促進し、効率的なプロセスを構築し、業界内のリーダーたちに支持されています。現在、Pendoの顧客には世界的に有名な企業が含まれています。詳細は公式サイトで確認してみてください。
公式情報:
Pendo Japan
導入事例:
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