令和7年度 KOSEN Global Campが鳥羽商船高専で開催！国際交流とSDGsを学ぶ

令和7年度 KOSEN Global Campが鳥羽商船高専で開催！

三重県鳥羽市にある鳥羽商船高等専門学校では、令和7年9月20日から26日までの間、KOSEN Global Campが開催されました。このプログラムは、国内外からの参加者を迎え、英語を用いてグローバルな視点で協調性や交流を学ぶことを目的としています。昨年に引き続き2回目の開催となります。

テーマは「資源アップサイクルによるカーボンニュートラルアクション」

今回のキャンプでは、「ネイチャーポジティブな未来を創る」というテーマのもと、資源のアップサイクルに関するプロジェクトベースのワークショップが行われました。これはSDGsに基づいた取り組みであり、ものづくりを通じて学び、考え、行動することが求められました。

さらに、大阪・関西万博の開催に併せて、参加者は万博会場を訪れ、他国のSDGsへの取り組みを直接学ぶ機会も設けられました。このフィールドワークでは、さまざまな文化や視点に触れることで、国際感覚を養いました。

産業界との連携

大阪万博の他、参加者は三重県内のグローバル企業であるDMG森精機株式会社伊賀工場を訪ね、研修を受けるプログラムも行われました。このような体験を通じて、参加者は将来のキャリアに向けての視野を広げることができました。

ラボワークでの学び

校内ではラボワークを中心に活動を行い、SDGsの理念を意識したものづくりに励む参加者たち。教員からの指導を受けながら、新しいアイデアを生み出していく様子が印象的でした。発表会では、参加者たちが自らのプロジェクトについての質疑応答を行い、互いの意見を尊重し合う姿が見られました。

参加者の体験談

参加した学生からは、「多国籍な参加者との交流は最初は難しかったが、コミュニケーションを通じて理解し合うことができた。」といった声が寄せられました。また、「3DCADを用いたものづくりは新しい学びとなり、実際に手を動かして制作する体験が非常に価値あるものでした。」との感想も。これらの経験を通じて、チームワークやリーダーシップの重要性を学ぶなど、多くの学びがあったようです。

鳥羽商船高専の今後

今後も鳥羽商船高専では、高専の国際化の理念に基づき、引き続き国際交流を積極的に推進していく予定です。参加者同士の絆が深まったこのキャンプは、多くの学生にとって貴重な経験となったことでしょう。鳥羽商船高専は、未来の技術者を育成する場としての役割を果たしていきます。

概要

- 開催期間: 令和7年9月20日(土)～26日(金)
- 開催場所: 鳥羽商船高等専門学校、DMG森精機株式会社伊賀工場、大阪・関西万博
- 参加校: 商工短期大学（ベトナム）、タイ王国チュラポーン王女サイエンスハイスクール（タイ）などの国内外の学校
- 参加者数: 30名

鳥羽商船高専の学校情報

鳥羽商船高等専門学校は、1875年に設立され、日本で最も歴史のある商船系高等専門学校の一つです。船員育成を目指す商船学科とエンジニア系の情報機械システム工学科を設置し、学生たちに科学的な思考と高度な技術を習得させ、地域社会から国際的に活躍できる技術者を育成しています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。