医療支援の新たな形
2022-04-11 08:00:03
慶應義塾大学医学部発のベンチャーが眼科医療支援に取り組む
慶應義塾大学医学部発のベンチャーが眼科医療支援に取り組む
慶應義塾大学医学部出身の新興企業OUI Inc.が、メガネ販売大手のメガネトップと提携し、ケニアのKisii Eye Hospitalに1,156本の高品質なサングラスを寄贈しました。この取り組みは、昨年のマラウイ共和国への寄贈に次ぐもので、眼科医療の発展を助けるための重要な一歩として注目されています。
寄贈の背景
ケニアでは、眼科医や医療従事者が不足しており、すでに予防可能な眼科疾患による失明が深刻な問題となっています。そこで、Kisii Eye Hospitalが選ばれました。この病院は、地方部や農村部に住む患者に対して積極的に眼科医療を提供しており、年間に10,000人以上の白内障手術を行っています。これにより、多くの患者が視覚を取り戻しています。
寄贈されたサングラスは、白内障手術後の術後患者が太陽光や風、ほこりから眼を守るために必要なアイテムです。手術を受けた貧困層の患者には、地元で販売されているサングラスを購入する経済的余裕がないため、この寄贈が大変重宝されています。
OUI Inc.の革新
OUI Inc.は2016年に設立され、医療機器の開発を通じて医療の進歩を目指しています。彼らが開発した「Smart Eye Camera」は、iPhoneに取り付けて使用することができ、医療が行き届きにくい地域でも眼科診察を容易にします。この革新により、眼科診療が困難な地域に新たな可能性を提供しています。
特に、OUI Inc.は眼科医療の普及に貢献するため、過去にもKisii Eye Hospitalと協力し、医療機器の導入を進めてきました。2021年からは、同病院の農村部へのアウトリーチ活動にも支援を行っており、医療サービスの質の向上を支える取り組みが続いています。
廃止医療の向上を目指す活動
寄贈されたサングラスに対する感謝の声は、Kisii Eye Hospitalの医師Dr. Daniel Kiageからも寄せられています。彼は、患者から寄贈に対する感謝の気持ちを伝えてほしいとお願いされるほど、サングラスの価値を強調しています。また、彼は現在COVID-19の影響が和らいできたことで、農村部のアウトリーチ活動を再開し、視覚に障害を持つ患者の支援を強化したいと語っていました。
まとめ
今回の寄贈活動は、Kisii Eye Hospitalの眼科医療の発展を支える重要な取り組みであり、OUI Inc.とメガネトップの協力による社会貢献の一環です。これらの活動がさらに広がることで、眼科医療へのアクセスが改善され、多くの人が視覚を取り戻す助けになることが期待されています。
医療の発展に向けた新たな挑戦が、今後も続くことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社メガネトップ
- 住所
- 静岡県静岡市葵区伝馬町8番地の6
- 電話番号
-
054-275-5000