シャープの議事録作成支援ソリューション「eAssistant Minutes」が進化
シャープ株式会社が提供する議事録作成支援ソリューション「eAssistant Minutes」が、新たな機能を搭載し、多くの企業や団体から注目を集めています。このツールは、独自のエッジAI技術「CE-LLM」を活用しており、外部ネットワークに接続することなく、会議や打ち合わせの内容を迅速に文字起こしし、要約することができます。
新機能の詳細
2023年8月29日から提供されるアップデート版では、録音済みのデータからも議事録を作成できる機能が追加されます。この新機能により、外出先での打ち合わせや過去の会議の録音データを取り込むことで、簡単に議事録が作成可能となります。たとえば、1時間の録音データを本体に取り込むと、約10分で文字起こしから要約まで完了します。音声データだけでなく、動画ファイルにも対応しているため、幅広い利用シーンで活用できます。
高精度な音声認識と迅速な処理
このアップデートでは、発話後に文字起こし結果が表示されるまでの時間が約半分に短縮され、音声認識の精度も向上しています。これにより、小さな声や短い返答など、従来は認識されなかった部分も取りこぼしが少なくなり、より正確な記録が得られます。
生成AIによる要約の進化
さらに、生成AIモデルの性能向上により、要約の正確性や表現力も大きく改善されています。これにより、会議の流れや重要な発言ポイントをより正確に捉え、自然で滑らかな文章形式で要約することが可能です。
利用対象の拡大
「eAssistant Minutes」は、特に機密情報や個人情報を扱う企業や自治体からの需要が高まっています。ネットワークを介さない機能は、情報漏洩リスクの低減にも寄与しており、信頼できる議事録作成の手段として評価されています。
まとめ
シャープの「eAssistant Minutes」は、法人向けの議事録作成支援ツールであり、新機能を通じて作業効率の向上を実現しています。顧客のニーズを反映し、さらなる利便性向上に取り組むシャープの姿勢は、今後のビジネスシーンにも貢献することでしょう。アップデートにより、議事録作成の新しいスタンダードが広がることを期待しています。