日下部文楽:吉田玉男の世界
2024-05-15 09:00:02

人間国宝・吉田玉男氏を祝う!日下部民藝館特別公演「日下部文楽」開催

人間国宝吉田玉男氏を祝う!日下部民藝館特別公演「日下部文楽」



岐阜県高山市に位置する日下部民藝館では、2024年7月13日(土)に、人間国宝に認定された文楽人形遣い、吉田玉男氏を記念した特別公演「日下部文楽」を開催します。

近松門左衛門の傑作を歴史的建造物で上演



日下部民藝館は、国の重要文化財にも指定されている日下部家住宅を舞台に、伝統芸能の公演を定期的に開催しています。今回の公演では、近松門左衛門作の人形浄瑠璃の名作『心中天網島』を、日下部家住宅の美しい空間を舞台に上演。劇場では味わえない、独特の臨場感あふれる舞台が期待できます。

豪華共演と文楽の魅力を余すことなく



今回の公演の見どころは、吉田玉男氏と地元高山出身の日本舞踊家、谷口裕和氏の豪華共演です。二人は、『二人三番叟』で文楽と日本舞踊の融合した華麗な舞を披露します。さらに、文楽初心者の方にも楽しめるよう、日本語と英語による解説コーナーも用意。初めて文楽に触れる方にも、その魅力を存分にご堪能いただけます。

吉田玉男氏 プロフィール



吉田玉男氏は、1953年大阪府八尾市生まれ。人間国宝であった初代吉田玉男氏に師事し、数々の名作で活躍。立役(男性の役)を中心に、時代物から世話物まで幅広い役柄をこなす名手です。代表作には、『仮名手本忠臣蔵』の大星由良助、『菅原伝授手習鑑』の菅丞相などがあります。数々の賞を受賞し、2020年には紫綬褒章を受章。2023年には人間国宝に認定されました。

その他出演者



公演には、吉田玉男氏以外にも、多くのベテランの太夫、三味線奏者が出演します。

豊竹呂勢太夫: 1965年東京生まれ。国立劇場文楽研修生を経て、数々の賞を受賞した実力派太夫。
竹澤宗助: 1978年、国立劇場文楽研修生となる。国立劇場文楽賞文楽優秀賞を2度受賞した三味線奏者。
谷口裕和: 1977年生まれ、飛騨高山出身の日本舞踊家。人間国宝の西川扇蔵氏に師事。古典を現代に昇華させた独自の舞踊で知られています。

会場とチケット情報



公演は、岐阜県高山市にある日下部民藝館にて開催。チケットは、オンライン、電話、または当日購入が可能です。

日時: 2024年7月13日(土) 昼の部13:00~、夜の部19:00~
料金: 昼の部8,000円(お茶菓子付き)、夜の部15,000円(お食事付き)
チケット購入: オンライン販売、電話予約、当日購入

この機会に、歴史的建造物と伝統芸能の融合を体感できる特別な公演へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
公益財団法人日下部民芸館
住所
岐阜県高山市大新町1-52
電話番号
0577-32-0072

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