株式会社日本旅行は、第2回「JATA SDGsアワード」において、経済・産業部門特別賞を受賞しました。受賞対象となったのは、同社が2021年2月から展開している個人旅行商品ブランド「赤い風船」の取り組みです。
「赤い風船」では、森林由来のJ-クレジットを活用し、旅行で発生するCO₂排出量を実質ゼロにする「Carbon‐Zero(カーボン-ゼロ)」プログラムを導入しています。さらに、今回の受賞対象となった取り組みでは、海洋生態系が光合成によって吸収したCO₂「ブルーカーボン」を「Carbon‐Zero」商品に活用することで、海の豊かさを回復させ、温暖化対策に貢献することを目指しています。
具体的には、旅行者がJブルークレジット®付き旅行商品を購入することで、旅行中の移動で排出されるCO₂を相殺するとともに、海洋保護活動に寄与することができます。この取り組みは、旅行業界における環境保護の新しいモデルとして注目されています。
日本旅行は、今後も「Carbon‐Zero」プログラムを通じて、環境負荷の低減に取り組むとともに、持続可能な観光の推進に貢献していく方針です。
なお、同社は、JATA SDGsアワードにおいて、経済・産業部門の特別賞に加え、奨励賞を2つ受賞しました。奨励賞の受賞対象となった取り組みは、「『Carbon Free Project』~Japan Rail Passを購入してCO2の削減を~」と「旅行業界で唯一の女性活躍推進企業認定「えるぼし」のプラチナ企業に認定」です。
また、同日発表された「ツアーグランプリ2024」では、「シェフと旅する大自然グルメツアー」が訪日旅行部門優秀賞を受賞しました。このツアーは、北海道の豊かな自然を満喫できるプログラムで、地産地消を積極的に推進することで、訪日客に日本の食文化の魅力を体験させています。