神戸のジャズハウスがYouTubeで生ライブ配信を開始し、アーティストの場を守る取り組み

神戸のジャズハウス「サロン・ド・あいり」が生ライブを配信

神戸・三宮に位置するジャズハウス「サロン・ド・あいり」が、アーティストの活躍の場を保つために、新たにYouTubeで生ライブ配信を行うことを発表しました。この取り組みは、コロナウイルスの影響で厳しい状況下にあるライブハウスの未来を守るためのものです。

コロナ禍でのライブハウスの厳しい現状

新型コロナウイルスの影響で、様々な業種が大きな打撃を受けていますが、特にライブハウスはその影響を如実に感じている場所の一つです。営業ができない店舗や、廃業を余儀なくされる店も増え続けています。「サロン・ド・あいり」がある神戸でも、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言により、状況は厳しさを増しています。アーティストが活動する場はますます制限されると見込まれ、今こそその場を保つために新しい試みが必要なのです。

「サロン・ド・あいり」の長い歴史と活動

「サロン・ド・あいり」は2000年に開業し、「ライブの間に食事ができる店」として多くのお客様に親しまれてきました。しかし、昨年の緊急事態宣言後も無観客ライブや収容人数の制限など様々な支援策を講じながら営業を続けてきたものの、安心して楽しめる空間を提供することは依然として難しい状況です。それでも、アーティストが輝ける場を持ち続けることが今後の大きな課題となっています。

文化の継承と収益化を目指して

神戸は古くからジャズ文化が根付いている街であり、その伝統を未来に受け継ぐために「サロン・ド・あいり」ではYouTubeを活用した生ライブ配信を行うことになりました。今後はライブ映像や音楽の配信だけでなく、全国のリスナーが生のライブ感を体験できるようなリニューアルを進めていくとのことです。ぜひ、神戸で活躍するアーティストたちの個性的な演奏を楽しんでいただきたいと思います。