急速充電器登場
2020-12-23 10:00:14
走行距離を伸ばす!150kW急速充電器が登場
新電元工業が発表した新しい150kW急速充電器
近年、環境問題への関心が高まる中で、電気自動車(EV)はその具体的な解決策として注目を集めています。しかし、充電にかかる時間が普及の障壁になっていることも事実です。そのような中、新電元工業株式会社が新たに開発した150kW出力の急速充電器が、その課題に革新をもたらすと期待されています。
EV普及の鍵:充電のスピード
EVの走行距離は、搭載する電池の容量に大きく依存しています。そして、バッテリーの容量が大きくなるにつれて、充電にかかる時間も長くなるというジレンマが存在します。そのため、より短時間で効率的に充電できるインフラの整備は、EVの普及拡大に必須です。今回新電元工業が発表したSDQC2F150シリーズは、まさにそのニーズに応える製品です。
150kW急速充電器の特長
この150kW急速充電器は、ブースト充電方式を採用しており、ガソリンの給油と同等の短時間で100km以上の走行が可能です。従来の50kW出力の急速充電器と比較して、充電時間は約60%も短縮されます。このような性能により、EVユーザーはより多くの利便性を享受できるでしょう。
技術的バックグラウンド
新電元工業が開発したこの製品は、ブースト充電方式を使用しています。これにより、短時間に最大電力を供給し、高い充電効率を実現しています。また、90kW出力の従来品と同等の寸法で設計されているため、設置スペースの面でも優れた選択肢と言えます。
さらに、94%という高変換効率や、重塩害塗装の標準採用、言語選択機能(日本語、英語、中国語対応)など、多彩な機能が搭載されています。これらの特長は、ユーザーにとっての利便性を高め、操作もスムーズに行えるように設計されています。
環境への配慮と持続可能な社会
新電元工業は、1949年の設立以来、パワー半導体やスイッチング電源などの分野で多くの製品を開発してきました。現在、同社は技術の融合を通じて、より持続可能な社会の実現に向けた革新的な製品を提供する役割を果たしています。今回の150kW急速充電器もその一環であり、EV普及に貢献することで、地球温暖化対策にも寄与したいと考えています。
発売予定
この新しい充電器は2021年1月に市場投入される予定です。これにより、さらに多くの電気自動車が快適に走行できる環境が整ったことを意味します。
まとめ
新電元工業の150kW出力急速充電器は、EVユーザーの利便性を大きく向上させる期待の新製品です。環境問題が深刻化する中、これからの社会においてますます重要な役割を果たすことでしょう。詳細については、新電元工業の公式ウェブサイト(https://www.shindengen.co.jp/)をご覧ください。
会社情報
- 会社名
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新電元工業株式会社
- 住所
- 大手町2-2-1新大手町ビル
- 電話番号
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03-3279-4431