タテシナ会議の意義
2025-07-23 13:29:05

交通事故ゼロを目指す「タテシナ会議」で行動変容の重要性が議論される

交通事故ゼロを目指す「タテシナ会議」の最新情報



2025年7月18日、トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、 交通事故死傷者ゼロを目標とする「タテシナ会議」の第3回目を開催しました。会議では、交通事故を減少させるための人の行動変容をテーマに、多くの専門家や企業の経営者が集まり、様々な意見を交わしました。

「タテシナ会議」とは



「タテシナ会議」は、交通事故をゼロにするために、クルマ、ヒト、交通インフラの三つの側面から施策を検討するプラットフォームです。国際的には、2023年に119万人が交通事故で亡くなり、特に5歳から29歳の若年層には重大な危険因子となっています。この現状を踏まえ、事故に巻き込まれないための行動を考えることが重要とされています。

会議の進行とテーマ



TMF理事であり、モータージャーナリストの岡崎五朗氏が進行役を務める中、パネルディスカッションが行われました。出席者には自動車経済評論家の池田直渡氏、警察庁の阿部竜矢氏、トヨタイムズの富川悠太氏が名を連ね、交通安全啓発の重要性について意見交換が行われました。

特に注目されたのは、信号のない横断歩道での一時停止率向上の事例です。事故の実態に基づいた報道が、一般市民に事故を「自分事」として捉えさせ、行動を見直すきっかけになる可能性が示唆されました。

沖縄ゆいまーるプロジェクトの紹介



会議では、沖縄県とTMF、トヨタ自動車などの連携による「沖縄ゆいまーるプロジェクト」も紹介され、官民連携の重要性が再確認されました。データを共有し、交通環境改善のために知見を活かす方向性についても話し合われました。

人中心の交通安全



Woven by Toyotaの隈部肇CEOは、「ヒト中心で交通安全を考える」というテーマで発表を行い、ソフトウェア定義車両(SDV)の開発や、交通安全の向上についての具体的な取り組みを紹介しました。特に、歩行者の視点から「どのようなルールなら守りやすいか」を考えることが重要だとしました。

今後の展望



会議の最後に、トヨタ自動車の豊田章男会長は、「交通事故をゼロにするために、みんなが自分事として取り組むことが大切」と強調し、事故を未然に防ぐための行動の重要性を再認識しました。参加した約80名の代表者と共に、個々の行動変容と、社会全体の意識向上が求められる場となりました。

展示内容



今後の施策を体感できることを目的に、分科会活動に基づいた展示も行われました。子供向けの交通安全体験や、高齢者の安全運転支援に関する取り組みなど、多岐にわたる内容が紹介されました。特にプロジェクションマッピングによる体験は、参加者に記憶に残る印象を与えました。

まとめ



「タテシナ会議」は、自動車業界における重要な活動として位置づけられており、毎年の開催を通じて交通事故死傷者ゼロの実現に向けた思いを共有し合っています。多様な企業や組織が参加する中、今後も新たな施策の実施が期待されます。


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会社情報

会社名
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金
住所
東京都文京区後楽1丁目4-18トヨタ東京本社内
電話番号
03-3817-9960

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