新たにリリースされた「Focus on」アプリの魅力
2024年2月29日、新しいセルフケアアプリ「Focus on」がリリースされました。このアプリは、見えにくい疲れや困難を可視化し、ユーザーが安心できる人たちと情報をシェアできる機能を持っています。その背景には、日常生活で「普通」を頑張っている多くの人々が抱える目に見えない苦労があるのです。
「Focus on」の基本機能について
「Focus on」は、まずユーザー自身の感覚に基づいて疲れ度を見える化する機能があります。ユーザーが感じている疲れや困りごとについて簡単に記入することで、その情報が周囲の信頼できる人たちに共有される仕組みです。このアプローチにより、特に発達障害を抱える方々が抱える“普通”を生きるための困難が少しでも軽減されることを目的としています。
例えば、周囲が気づきにくい疲労感や情緒的な不安について、アプリからのアラートで「そろそろ休んで!」と知らせる機能もあります。これにより、ユーザーは日常生活の中での疲れを客観的に認識しやすくなります。
共有機能の利便性
サポートが必要な時、信頼できる人々に自分の状況を知らせることができる点も、このアプリの大きな特長です。一人だけでは難しい時間も、周囲に助けを求めることで生活が楽になります。加えて、学校や企業向けに団体プランも用意されており、アプリの利用状況を全体で把握できる体制を構築可能です。
普段はどうしても知識や理解が不足しがちな発達障害やその他の見えない困難を抱える人々。彼らのニーズを理解し、周囲に伝える手段を提供することが「Focus on」のミッションです。
開発の背景とユーザーからの反響
このアプリの開発は、発達障害を持つ人々の声から始まりました。「もっと安心して日常を送れるようになりたい」という思いがベースにあるため、ユーザーからは開発段階で多くのポジティブなフィードバックも得られています。これまでの試用者たちは、導入によって自分自身の状態をより深く理解できるようになったと証言しています。
今後、家庭内での利用をより普及させるために、2024年内には共有機能の一般リリースも予定されています。個人単位での利用の中で、自分の感覚を気軽に周囲に伝えられるような環境を整えることは、重要なステップのひとつです。
リリースイベントと今後の展望
アプリの正式リリースには、立命館東京キャンパスでのイベントも行われ、これまでの開発に携わった関係者への感謝が伝えられました。これにより、アプリの普及活動がさらに進むことでしょう。今後も「Focus on」は、ユーザーの日常生活に根付いた存在となり、さまざまなニーズに対応し続けることを目指します。
このアプリは、下記リンクからダウンロードできます。
また、公式ウェブサイトにはサポート情報も掲載されています。困りごとやアプリ利用時のトラブルがあれば、是非お問い合わせください。
会社概要
「Focus on」は、一般社団法人として、滋賀県草津市に位置する立命館大学のインキュベータに拠点を構えています。今後も多くのユーザーが心地よく生活できるようなサービス提供を目指して、尽力していく所存です。