アニメーションスタジオ・シャフトと漢検協会が共同で設立した漢字検定について

アニメーションスタジオ・シャフトと漢検の特別コラボ

日本で人気のアニメーションスタジオ・シャフトと公益財団法人日本漢字能力検定協会（以下、漢検協会）が50周年を記念して、特別なコラボレーション企画を実施します。この企画の一環として、アニメファンや漢字に興味がある人々に向けて、無料でオリジナルの漢字問題に挑戦できる「シャフト漢字検定」が公開されます。

このコラボレーションの背景には、両者が共に持つ「言葉の力」があります。漢検協会は、世代を問わず言葉を楽しむことを目指し、これまでに5,500万人以上の受験者を迎えてきた実績があります。一方で、シャフトは『魔法少女まどか☆マギカ』や『〈物語〉シリーズ』といった名作を手掛け、その独特な映像表現には文字を大胆に使用する点が特徴的です。

コラボに込めた思い

両者が生誕50周年を迎えるにあたり、異なる領域から言葉の美しさと意味を伝え合う企画を実現させることができました。今回の「シャフト漢字検定」は、特にシャフト作品に登場する言葉を楽しみながら学ぶことを目的としています。作品の中で使われる漢字を通じて、参加者は楽しく学ぶことができます。

漢字検定の概要

「シャフト漢字検定」は、シャフトのアニメ作品を題材にした新しい形式の検定問題です。具体的には、『〈物語〉シリーズ』の8作品に基づく漢字問題を用意しています。出題例としては、「【ばけ】物語」、「【にせ】物語」、「【つき】物語」といったタイトルの漢字を正しく書く問題があります。

また、裏面には『魔法少女まどか☆マギカ』や『さよなら絶望先生』、さらに『3月のライオン』など、さまざまな作品からの漢字書き取り問題が用意されています。これらの問題は、ただ漢字を書くというだけでなく、作品への理解を深めながら取り組むことができます。

配布情報

この漢字検定プリントは、以下の場所で手に入れることが可能です。
1. 漢検協会の公式ホームページ
ホームページでは紙面データのダウンロードが可能です。特設ページは以下のリンクからアクセスできます。
漢検ホームページ

2. 漢検漢字博物館・図書館（漢字ミュージアム）
京都府京都市東山区祇園町南側551に所在するこの場所でも入手可能です。

3. シャフト50周年展会場内
2025年12月27日(土)から2026年1月18日(日)の期間中、Mixalive TOKYOで開催される展覧会においても取得できます。
特設サイト

シャフトについて

1975年に設立されたシャフトは、50年の間に、多くの名作アニメを世に送り出してきました。そのスタイルは、独創的な映像技術やタイポグラフィの使用によって、視覚的にも言葉の面白さを引き出すことに成功しています。アニメを通じて、新たな言葉の魅力を発見し、楽しむことができるこの企画は、多くの人にとって新たな学びの場となるでしょう。

©シャフト 50周年展製作委員会
©Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project