災害時の行動力を育成する門真市の防災訓練
門真市では、2024年12月1日(日)に市民の防災意識を高めるための総合防災訓練を実施します。災害が発生した際、冷静かつ迅速に行動することが求められるため、そのための準備をしっかり整えておくことが重要です。本訓練は、今後起こり得る自然災害、特に南海トラフ地震に備え、市民がどのような行動を取るべきかを学ぶ良い機会となります。
訓練の背景
想定されているのは、和歌山県沖を震源とするM9.1の地震です。この地震により、門真市では震度6強の強い揺れが観測され、多数の家屋が倒壊し、道路が損壊、さらには火災も多発し、多くの負傷者が出るという厳しい状況になります。訓練では、こうしたシナリオをもとに実際の行動をとることで、災害時に必要なスキルを自然に身につけることを目的としています。
訓練の詳細
- - 日時: 2024年12月1日(日) 午前9時30分~午後0時15分(小雨決行)
- - 場所: 門真市民プラザ(門真市大字北島546)
その内容は多岐にわたる
訓練は、以下のような内容で構成されています。
防災関係機関による情報提供、展示
自衛隊による炊き出しも行われ、日常生活においての防災意識を高めるためのリアルな体験ができます。
水消火器を体験し、消火活動の意義を理解する
簡易担架を毛布や衣服を用いて作成し、それを使っての搬送訓練
煙体験によって危険を把握する
三角巾やタオルを用いた応急手当の固定・止血訓練
心肺蘇生法やAEDの使用方法の体験 - 実際に医療技術を習得いただけます。
- - AR体験: 地震、水害、火災などの危険を疑似体験し、よりリアルな対応能力を養います。
- - 講演会 (午前10時30分から)
村岡治道氏を迎え、「地震に対する事前の備え」と題された講演を行います。
この防災訓練は、特に災害時における市民一人ひとりの行動力を向上させるための重要なステップとなることでしょう。当日の取材を希望されるメディア関係者は、事前に申し込みが必要です。また、個別のインタビューも受け付けていますので、興味のある方は早めにご連絡ください。
この機会に防災への理解を深め、災害から自分自身や大切な人を守るためのスキルを身につけていただきたいと思います。