GDN設立と進化
2020-07-16 15:52:08
福岡発のCleanTechスタートアップ、都市ガス業界のDXを革新する新会社GDNを設立
福岡発CleanTechスタートアップ、GDN設立!
近年、環境意識の高まりとともに、再生可能エネルギーやデジタル技術の活用が求められています。その中で、福岡市に本社を置くCleanTechスタートアップ「アークエルテクノロジーズ」が新たに設立した会社、「GDN」が注目を集めています。GDNは、都市ガス業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するための新たな取り組みとして位置付けられています。
GDNの目的とビジョン
アークエルテクノロジーズは、脱炭素社会への移行を目指し、企業に向けてエネルギーの最適化やデジタル化の助言を行っています。GDNは、この取り組みの延長線上にあり、企業間でのデジタル化を促進することを目的としています。コスト負担を軽減しつつ、それぞれの企業が持つデータを効果的に活用するためのプラットフォームとして機能することを目指しているのです。
コストを共有する新たなアプローチ
通常、企業が単独でDXを進めるには、多くの資金が必要です。しかし、GDNに参加することで、企業はリソースやデータベースを共有し、個々のコストを抑えられます。また、企業は自社の社員をGDNに派遣し、そこで経験を積むことで、社内の変革リーダーを育成することも可能です。
イノベーションの共同開発
GDNでは、共同開発したソリューションをGDNプラットフォームサービスとして展開し、参加企業以外にも提供を予定しています。収益は共同開発に携わった企業同士でシェアする仕組みになっており、持続可能なビジネスモデルを構築しています。さらに、複数の都市ガス会社が協力して「リモートワーク」推進の取り組みも計画しています。
DXが必要とされる理由
新型コロナウイルスの影響で、企業のデジタル化は今や必須の課題となっています。未来に向けてエネルギー分野は大きく変わると予測される中、迅速に適応できるよう、デジタル化と人材育成を同時に進めることが必要です。これは、都市ガス会社にとっての重要なミッションとなるでしょう。
教育機関との連携
GDNの設立には、東京大学の先端科学技術研究センターからも注目が集まっています。特任助教である辻真吾氏は、機械学習技術の進歩がエネルギー分野に革新をもたらす可能性について言及しています。特に、データ分析やAIの活用が、業務効率を高めるための鍵になると強調されています。
企業の概要と展望
アークエルテクノロジーズは、2018年に設立され、脱炭素化プラットフォームとDXコンサルティング事業を展開しています。その目的は、環境負荷を削減しながらも企業の発展を支えることにあります。GDNのようなプラットフォームを通じて、業界全体のデジタル化が進むことで、クリーンエネルギーの利用がより一層促進されることが期待されています。
結論
今後、GDNは都市ガス業界における新たなパラダイムを提示する企業として、ますますの注目を集めることでしょう。デジタル化の波が広がる中で、業界がどのように進化していくのか、引き続き目が離せません。
会社情報
- 会社名
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アークエルテクノロジーズ株式会社
- 住所
- 福岡県福岡市中央区大名2-11-13大名偕成ビル7F
- 電話番号
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092-732-7551