明和町の「天津管麻プロジェクト展」
三重県明和町において、
『天津管麻プロジェクト展』が2025年4月12日から5月18日まで、小林農産ふるさと会館の特別展示室で開催されます。この展覧会は、日本の麻の復興を目的とした産学官連携プロジェクトの成果を紹介するもので、特に麻の栽培から活用に至るまでの様々な取り組みが披露されます。
プロジェクトには一般社団法人明和観光商社が参画しており、明和町を中心に地域の企業や研究機関、そして行政が協力して進めています。特に、斎宮の時代からこの土地に根ざしている麻の歴史を探求し、現代におけるその新たな可能性を見出すことを目的としています。
展示内容と特別イベント
本展では、プロジェクトがこれまでに積み重ねてきた歩みや、栽培がされた麻の繊維、さらには実際に製品化されたアイテムが展示されます。訪れる人々は、麻に秘められた多様な魅力や、それが地域創生にどのように寄与するかを感じることができます。
また、会期中の毎週水曜日と木曜日には、明和町地域おこし協力隊による
麻の糸績み実演が行われます。この伝統的な技術を間近で見ることができる貴重な機会ですので、こちらも是非お見逃しなく。
会場情報
『天津管麻プロジェクト展』の開催場所である
小林農産ふるさと会館は、多気郡明和町馬之上944-2に位置し、近鉄「斎宮駅」からは徒歩で約26分の距離です。最寄りのバス停は「明和町役場」で、町民バスは誰でも利用可能です。さらに、入場料金は無料なので、多くの方に来場していただけることを期待しています。
麻を通じた地域活性化
天津管麻プロジェクトは、麻を通じて地域文化の再発見と新しい産業の創出を目指しています。明和町の地域資源を最大限に活用することで、地域の魅力を国内外に発信し、観光振興にも寄与しています。特に注目すべきは、
明和観光商社が中心となって、このプロジェクトの推進を行っている点です。観光施策の効果的な連携を図り、ふるさと物販やふるさと納税の支援など、地域の発展に向けた様々な活動を行っています。
代表理事である千田良仁氏の指導の下、明和町内での大麻草の栽培は進められ、麻の歴史文化の継承と農業としての大麻生産の確立などが図られています。これらの取り組みは、単なる地域振興にとどまらず、広く日本全体の麻産業の復興にも寄与するものだと言えるでしょう。
このように、天津管麻プロジェクト展は、地域の歴史や文化を改めて見つめなおす機会であると同時に、日本の伝統文化である麻を未来に繋げる重要なイベントとなっています。ぜひ皆様のご来場をお待ちしております。