里山の魅力を体感するカフェ「バッシュワーバリー」
富山県小矢部市安楽寺は、自然と人間が共存する温かい「里山」の空間が広がっています。そんな場所に冬にオープンしたカフェ「バッシュワーバリー」は、まさにその里山の魅力を存分に味わえるスポットです。カフェの名前は「鳥のさえずり」を意味し、周囲の自然の音が心を癒してくれます。
このカフェを運営しているのは、小矢部市に根ざした地域おこしを目指す株式会社伊造。オーナーの服部容子さんとその息子である登さんは、東京からこの地に帰り、地元の魅力を引き出す活動を行っています。彼らは2017年に自宅の離れを利用して民泊「ゲストハウスHayashi」を始め、今回新たにカフェをオープンしました。カフェは、もともとの民家の門を改装したもので、里山の新しい拠点として地域の人々や観光客を魅了しています。
手作りの心を込めた料理が魅力
「バッシュワーバリー」の特色は、もちろん料理にも反映されています。地元の新鮮な食材を大切にしたメニューが豊富で、ランチタイムには特に賑わいを見せます。手作りの調味料を使用し、選び抜かれた地元の農家から仕入れた食材を活かした料理が、訪れる人々をうっとりさせるのです。たとえば、名物の「熱々煮込みハンバーグランチ」は、地元産の「稲葉メルヘン牛」を使った一品。サラダや味噌汁、小鉢付きで、価格は税別1,280円。特に人気のあるこのメニューは、熱々の鉄板で提供され、旬の野菜もふんだんに使われています。
さらに、旬のトマトを使用した「生パスタランチ」も外せません。自家製のトマトソースがどれほど美味しいか、一口食べればわかります。この料理には、サラダやフランスパン、味噌汁、小鉢も付いて980円(税込)というお手頃価格も魅力です。
ここでの食事は、単なる栄養摂取にとどまらず、地元の人々とのコミュニケーションを促進する場ともなっています。おいしい料理を楽しみながら、おしゃべりに花を咲かせる。これこそが里山の暮らしの一部です。
落ち着きのある古民家の雰囲気
カフェのインテリアも魅力的です。築60年の古民家を改装し、引き戸を開けると、木の温もりが感じられる落ち着いた空間が広がっています。1階のキッチンやカウンターは改装時に出た古材を使い、2階には広い梁が残されています。ブックスペースもあり、一人でも静かに過ごせるスペースが用意されています。
地域とのつながりを深める取り組み
安楽寺は単にカフェのためだけの場所ではありません。株式会社伊造は、地域文化を大切にしながら、次世代へと育んでいくためのワークショップも行っています。例えば、最近は「かぶらずし」作りを通じて、地域住民や観光客が集まる楽しい時間を過ごしました。
また、近隣の田畑での収穫体験やレンタルファームなどのプランも企画中。自然が豊かなこの場所で、多くの体験が待っています。
まとめ
「バッシュワーバリー」は、里山の美しい自然と親しみやすい地域の雰囲気を楽しめる場所です。食事で満たされた後は、ぜひ周囲の散策を楽しんでみてください。里山の空気の中、心も体もリフレッシュできる時間をお過ごしすることができるでしょう。
カフェ情報
- - 店名: カフェバッシュワーバリー
- - 所在地: 富山県小矢部市安楽寺1120番地
- - 電話番号: 0766-50-8404
- - 定休日: 木曜日
- - 営業時間: 11:00〜18:00 (LUNCHは11:00〜14:00)
- - アクセス: 車で金沢・五箇山・高岡から30分、氷見・富山・白川郷から1時間、電車で石動駅から徒歩20分、タクシーで5分
- - SNS: Instagram | Facebook
地域の宝である里山と、優しい人々との出会いを通じて、充実した時間を過ごしてみませんか?