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インデナ、CPHI Japan 2025に出展

イタリアのミラノに本社を置くインデナは、製薬および健康食品業界に向けた植物由来の有効成分の開発、特定、製造を行う企業であり、2025年4月9日から11日に東京ビッグサイトで開催されるCPHI Japan 2025に出展します。今回のイベントでは、同社のCDMO（医薬品受託開発）サービスを通じた革新的な医薬品製品を紹介し、業界の注目を集めることを目指しています。

インデナは、長年にわたって日本市場において栄養補助食品に焦点を当てたビジネス展開を行ってきました。製薬・バイオテクノロジー企業との戦略的なパートナーシップを築き、初期臨床から商業規模の製造まで幅広いサービスを提供しています。高活性医薬品原料（HPAPI）および医薬品の有効成分（API）の開発も手掛けており、その信頼性と技術力の高さで知られています。

インデナのCDMOディレクター、バーナード・ヴィアネス氏は、「私たちの目標は、天然由来分子や全合成の分子の幅広い条件下で合成を行うことが不可能ではないということを証明することです」と述べています。西ヨーロッパのAPIメーカーとしてその位置を確立しているインデナは、特に1ng/m3という厳格な職業曝露限界（OEL）に対応した高活性APIの製造において、高い技術と設備を備えています。CPHI Japan 2025では、最近実施した設備投資やノウハウも共有する予定です。

インデナは最近、主要な生産施設に先進技術を導入しました。特に、kilolab LK2工場のアップグレードにより、職業曝露限界（OEL）1 ng/m3に対応した生産が可能となりました。この新しい技術により、HPAPIの凍結乾燥ラインも設置される予定で、2026年には商業規模のラインが導入される計画です。これにより、クライアントのニーズに応える新たな製造能力を強化することが目指されています。

また、CPHI Japan 2025では2つの主要製品も発表します。1つ目は植物由来のトリテルペン「スクアレン」で、抗酸化剤や抗がん剤として多くの健康効果が期待されています。従来のサメの肝臓からの抽出方法に代わり、インデナは持続可能な生産を重視してアマランサスの種子からの抽出を行っています。

2つ目の製品は南米産の植物「シャボンノキ」から得られる粗抽出物「QS-21」で、これは臨床開発中のワクチンにおいて免疫反応を高める補助剤として注目されています。インデナの地域マネージャー、フェドリコ・デバティスタ氏は、「QS-21は高純度の製品で、私たちは日本市場への展開を進めています」と語ります。

持続可能性への取り組みも重要視される中、インデナは国連の持続可能な開発目標（SDGs）を支持し、原材料の調達から生産までの全プロセスにおいて持続可能な方法を追求しています。インデナは、先進的な技術に投資し、エネルギー効率の向上や環境への影響の緩和に努めています。さらに、経済の循環を促進し、責任あるエネルギー利用に貢献することがインデナの持続可能なビジョンとなっているのです。

インデナは、これらの取り組みを基にして世界中で高品質な植物由来成分を提供し続けていきます。同社は100年を超える経験を持ち、900人以上の従業員が在籍し、年間売上の相当額を研究に投資しています。詳細は、インデナの公式ウェブサイトをご覧ください。

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