九州の医療革新
2026-09-16 14:15:02

九州大学病院と別府病院を結ぶ新しい医療のかたちを提案

九州大学が手術支援ロボットの遠隔操作を実証



九州大学は、低遅延で高速な通信を実現するIOWN(R) APN技術を用いて、九州大学病院と別府病院を結ぶ新たな医療の形を模索しています。この取り組みでは、手術支援ロボットの遠隔操作や、手術映像に合わせて指示が追従するアノテーション技術を活用した遠隔指導が行われます。これは世界初の試みとして、医療格差解消に向けた重要なステップと言えるでしょう。

1. IOWN(R) APNとは?



IOWN(R) APNは、NTTの提唱する次世代の通信技術であり、従来の電気信号ではなく光信号を使用することで、超低遅延かつ高容量のデータ通信を可能にします。特に、遠隔医療などには不可欠な要件であり、手術ロボットの操作においても高精度な映像と迅速な応答が求められます。この技術により、遠隔地にいてもまるで近くにいるかのように手術支援ができる可能性が広がります。

2. 実証実験の目的



本実証実験は、九州大学が開発したマイクロサージェリー用の手術支援ロボットを遠隔にある別府病院で操作することが目的です。遠隔操作では、特に緊急度の高い症例において、医師が迅速に介入できる体制を整えることに重点を置いています。この実験では、手術支援ロボットが細い血管を縫合できるかどうかを検証しますが、映像を圧縮せずに伝送することや、応答速度の遅れが0.005秒以下であることが求められます。

3. アノテーション技術の導入



もう一つの注目すべき点は、アノテーションによる遠隔指導技術の実証です。医師が手術映像の上に描いた指示が、自動で臓器の動きや画面の拡大に追従することで、より具体的な指導が可能になります。これにより、長年の経験に基づいたノウハウを次世代の医師に伝えることが容易になり、結果として医療の質が向上すると期待されています。

4. 実施体制



このプロジェクトには、九州大学を中心に、日本外科学会やF.MED、NTTドコモビジネス、NTTイノベーティブデバイス、そして株式会社セランが協力しています。それぞれの機関が持つ専門知識や技術を統合し、持続可能な医療システムの構築を目指します。

5. 今後の展望



この実証実験は、2026年度から2027年度にかけて行われ、その成果は全国的に医療の質を向上させる影響を持つとされています。特に、地域による医療格差の解消に寄与することが期待されており、さらなる地域医療の充実が図られるでしょう。九州大学病院と別府病院の架け橋となるこの試みは、医療の未来を確実に前進させる重要なステップと位置付けられています。

これからも九州大学をはじめとする関係者たちが挑戦し続けることで、医療技術の向上と患者へのサービスの向上が期待されます。

会社情報

会社名
九州大学病院 一般社団法人日本外科学会 F.MED株式会社 NTTドコモビジネス株式会社 NTTイノベーティブデバイス株式会社 株式会社セラン
住所
電話番号

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