有栖川有栖の35周年記念作品が続々刊行
日本を代表するミステリー作家の一人、有栖川有栖がデビュー35周年を迎え、特別な企画がスタートします。株式会社文藝春秋は、2024年11月から2025年1月までの期間に、有栖川有栖の関連作品を3作連続で文春文庫から出版することを発表しました。この記念出版は、作家の新たな境地を切り開く作品群であり、ファン必見の内容となっています。
連続刊行される3作品の詳細
1.
『捜査線上の夕映え』
初めて文庫化される本作は、2018年に第3回吉川英治文庫賞を受賞した火村英生シリーズの長編です。コロナ禍を背景に、主人公たちが直面する挑戦を描いており、単行本時には多くのミステリランキングで評価されました。作品は新たなミステリの可能性を広げた一冊です。
2.
『有栖川有栖に捧げる七つの謎』
こちらは、人気作家7名によるトリビュート作品集です。各作家が有栖川有栖に敬意を表し、特別な短編ミステリーを執筆。その中には、火村とアリスが女子高に潜入するストーリーや、難解なダイイング・メッセージを解く江神たちの冒険が描かれています。ファンにとってこの豪華コラボレーションは、読み応え十分の一冊となるでしょう。
3.
『砂男』
最後に控えているのは、有栖川ファンが長らく待ち望んでいた2篇を含む作品集です。表題作と共に、短編も収録されており、これまで未収録だった貴重な作品が楽しめます。ファンにはたまらない一冊となること間違いなしです。
トークイベントの開催
さらに、有栖川有栖が関わる特別なトークイベントも予定されています。2024年11月から12月にかけて、東京と大阪の書店で開催されるこのイベントには、『有栖川有栖に捧げる七つの謎』の参加作家たちも登場します。作家たちがそれぞれの作品や有栖川への思いを語る貴重な機会となるでしょう。
有栖川有栖のプロフィール
横顔を垣間見せる有栖川有栖は、1959年に大阪で生まれ、同志社大学法学部を卒業後、1989年に『月光ゲーム』で作家デビューを果たしました。それ以来数多くの受賞歴があり、特に「火村英生」シリーズは広く知られています。この35年間、有栖川は本格ミステリを追求し続け、多くの読者を魅了してきました。
今後の出版とイベント情報について、公式サイトや書店情報をチェックして、ファンの皆様はこの特別な機会をお見逃しなく!