オリジン東秀、経費精算システム刷新を決定
オリジン東秀株式会社が、経理実務の効率化を図るために、経費精算システムとして「TOKIUM」を導入することが発表されました。これにより、年間7,000時間の業務工数削減を目指し、請求書処理と経費精算業務の大幅な効率化を実現するほか、全従業員に対する精算業務の統一も図られます。具体的な導入の背景や期待される効果について見ていきましょう。
導入の経緯
オリジン東秀では、これまで使用していた経費精算システムの更新時期を迎え、インボイス制度への対応が遅れていたため、新たなシステムの導入を検討していました。以前は手作業によるデータ入力や、紙のファイリング作業が多く、経理業務としての負担が大きい状況でした。また、システムの利用に関しては社員のみで、パートやアルバイトの従業員が使えないため、全社的な精算フローが確立されていないという課題も抱えていました。
そのため、オリジン東秀はTOKIUMの導入を決定し、これによって全従業員が利用できる経費精算システムを整備し、業務の一貫性と透明性を向上させることを目指します。
TOKIUMが選ばれた理由
TOKIUMが選ばれた主な理由は、その柔軟なライセンス体系です。経費精算システムを導入することにより、パートやアルバイトを含む全従業員が追加費用なしで利用できるため、全社的なルール統一が可能となります。この点が、特にオリジン東秀にとって重要視されたポイントです。
さらに、TOKIUMでは経費精算と請求書処理を一つのプラットフォームで行えるため、業務効率の向上が期待されています。従来、別々のシステムを使用していた負担を軽減し、ユーザーにとっても使いやすい環境が整います。
導入による期待される効果
TOKIUMの導入によって、次のような効果が見込まれています。
1. 法対応の業務負担軽減
インボイス制度及び電子帳簿保存法に対応していることで、従来手作業で行っていた税額計算や確認作業が自動化され、業務の効率化が実現します。これにより、多くの時間を他の業務に振り向けることができます。
2. ペーパーレス化の進展
請求書の受領代行や領収書のデジタル管理をすることで、紙を使った業務が不要になり、ペーパーレス化が進みます。これにより、紙の印刷やファイリング、保管の手間が省けるため、確認作業にもスムーズさが増します。
3. 統一された精算業務とガバナンスの強化
これまで対象外であったパートやアルバイトも含め、全従業員がTOKIUM上で精算業務を行うことで、企業全体で精算ルールが統一されていきます。これにより、従業員の利便性が向上すると共に、内部統制の強化が図られることになります。
オリジン東秀のビジョン
オリジン東秀の堀川信太郎財務経理部長は、会社のビジネスを進めるうえで従業員が働きやすい環境を整えることが不可欠であると語ります。特に、多くの店舗で社員だけでなく、パートやアルバイトも活躍しているため、経理業務のデジタル化及びペーパーレス化は、全社的なDXを進めるための重要なステップとなると期待されています。
堀川氏は「今回の取り組みによって、創出された時間を従業員がより付加価値の高い業務に活用できるようになり、サービス向上にもつなげられる」と述べています。
会社情報
- - オリジン東秀株式会社の設立年は1966年、東京都調布市を拠点に弁当や惣菜専門店を運営しており、社員とパートが全体の業務を支えています。最新の経費精算システムの導入が、業務の効率化を進め、会社全体の成長につながることが期待されています。
- - 株式会社TOKIUMは、2012年に設立され、経理業務の自動化を進めるAIエージェントを提供しています。TOKIUMを活用することで、経理業務の革命を実現し、多くの企業に価値を提供し続けています。