全社での業務効率化を実現するためのITIL導入ウェビナー

ITIL導入ウェビナーの実施概要

企業がITIL（ITサービスマネジメントのフレームワーク）を活用することで、ITサービスの運用においては多くの改善が見られます。しかし、成果が情報システム部門に限られてしまい、全社レベルでの業務効率や生産性向上には十分に波及しない状況が続いています。この問題の解決を目指すべく、マジセミ株式会社はウェビナーを開催し、ITILの理念を全面的に拡張する「Enterprise Service Management（ESM）」の導入について詳しく解説します。

ITILの現状と課題

多くの企業では、ITILによってIT部門の業務が標準化され、効率化が進んでいるものの、非IT部門では業務改善やサービス提供に関する仕組みが欠けているため、部門間の壁が依然として存在します。各部門が独自にツールやワークフローを運用しているため、全体最適の実現が難しく、経営判断の迅速化にも影響を与えています。このような課題を解決し、部門間の協力を促すには、共通のサービスマネジメント基盤が必要です。

ESMの概念

ウェビナーでは、ESMの概念を軸に、全社的なサービス運用を実現するための具体的なステップをご紹介します。ESMとは、IT部門だけでなく、人事、総務、経理、営業などの業務を横断して、組織全体のサービス提供プロセスをつなぐ仕組みです。これにより、部署を超えたプロジェクトを管理し、業務の柔軟性を高めることが可能になります。たとえば、IT部門が運用するチケット対応のプロセスを外部顧客との連携へと拡張し、自然に進捗管理や変更管理を行えるようにすることができます。