株式会社CREAVEが進めるバーチャルショートドラマ事業
株式会社CREAVEが、バーチャルショートドラマ(以下、VSD)を利用した新しいIP事業を始めました。この取り組みは、クリエイターとの共創を通じて企業のマーケティング課題を解決することを目的としています。最初のIPタイトル「本気出すのは明日から。」に関しては、TikTokアカウントを開設し、二週間でフォロワーが1万人、1ヶ月での総再生回数が1000万回を超えるという驚異的な成績を収めました。
VSDとは何か
VSDは、視聴者に臨場感や登場人物の実在感を与えるショートドラマ形式のコンテンツです。IPとは「知的財産」を指し、CREAVEの自社IPでは創作されたキャラクターや物語が展開されます。この方式の特徴は、観客が物語の世界に没入できる点であり、視聴者はストーリーをただのエンターテインメントとして楽しむのではなく、実際にその体験を共有することができます。
ショートドラマの人気と市場傾向
最近、ショートドラマが急速に注目を集めている背景には、Z世代を中心とした視聴者のニーズがあります。今年のTikTok上半期トレンド大賞ではショートドラマが大賞を受賞し、「#ショートドラマ」のハッシュタグがついた動画は合計727億回視聴されたとも言われています。そのため、ショート動画が多くの視聴者に響き、さらに多様なプラットフォーム(TikTokやInstagram)での消費が増えています。
市場調査によれば、中国においてはショート動画の市場規模が2022年末までに6兆円に達したことが示されています。また、2029年には世界市場規模が8.8兆円、日本国内でも2026年には1500億円に達すると予測されています。
マーケティングの新しい局面としてのショートドラマ
マーケティングの観点から、ショートドラマには非常に大きな価値があります。特に以下の3つの要因が影響しています:
1.
動画視聴スタイルの変化: スマートフォンの普及により、短尺動画の需要が急増。
2.
広告への抵抗感: 従来の広告が効果を失いつつある中、ショートドラマは自然な形で製品を紹介できるため、広告らしさを感じさせずに効果が期待できる。
3.
SNS上でのバイラル効果: 短いフォーマットがユーザーに共有されやすく、SNSを通じて自然に広がる特性。
CREAVEのショートドラママーケティング支援プラン
CREAVEでは、企業のニーズに応えてショートドラマを活用したマーケティング支援を行っています。主なプランは二つあります。まず、オリジナルショートドラマを制作し、商品を自然に組み込む「ショートドラマ制作・配信プラン」と、その内容を元にSNSアカウントを運用する「VSDアカウント運用プラン」です。
特にVSDでは一貫したキャラクター設定とストーリー連続性を活かし、視聴者を作品に惹きつけてコアファンを育成することが可能です。
未来へ向けた事業展開
CREAVEはこのショートドラマを活用したマーケティング支援に早くから着手しており、2023年にはオエノングループとのコラボレーションでショートドラマを公開するなど、実績を重ねています。今後も企業支援を続け、自社でのショートドラマ制作を進め、独自のIPを育成する方向にシフトしていく予定です。
CREAVEは「温度ある繋がり」を重視したマーケティング支援を目指し、新たなエンターテイメントの世界を切り開いていくことでしょう。これからもSNSマーケティングの最前線を走ります。