新装オープン!水辺エリア
2025-04-16 18:24:17

沖縄美ら海水族館の「琉球弧の水辺」エリアが新装オープン

沖縄美ら海水族館が新たな魅力を発信



沖縄県国頭郡本部町に位置する沖縄美ら海水族館が、4月4日(金)に「琉球弧の水辺」エリアをリニューアルオープンしました。この新しいエリアでは、琉球諸島の自然環境を忠実に再現した展示が行われ、訪れる人々に沖縄の魅力を引き出しています。

「琉球弧」とは、奄美大島から沖縄本島、八重山諸島まで弓なりに連なる島々を指します。そして、この地域に生息する特有の生物たちが、エリア内で観察できるのです。

珍しい生き物たちの紹介



リニューアルオープンにあたり、特に注目される展示は、国内で唯一海岸に生息する「ミヤコトカゲ」。このトカゲは、沖縄の海岸に特化しており、初めての展示となります。また、アイフィンガーガエルは、母ガエルがオタマジャクシに餌を与えるという興味深い行動を示す種です。

さらに、琉球弧特有の両生類や爬虫類、マイマイ類(陸産貝類)も紹介されています。
  • - ヤエヤマハラブチガエル:湿地に住むオスが産卵用の穴を掘ります。
  • - リュウキュウアカガエル:冬に集団で産卵する姿が見られます。
  • - ハナサキガエル:沖縄本島北部のみに生息する固有の種です。

これらの生物は、自然環境に適応した独自の特徴を持ち、いずれも初めての展示となります。

陸産貝類の紹介


エリアでは、アマノヤマタカマイマイやオオアガリマイマイ、ヘソアキアツマイマイといった貴重な陸産貝類も展示しています。特にアマノヤマタカマイマイは絶滅危惧Ⅰ類に指定されており、琉球弧の生態系における重要な役割を果たしています。

環境保全への貢献


沖縄美ら海水族館では、生物の飼育・展示だけでなく、展示水槽を通じた生態学的データの収集・活用も行っています。このデータは、琉球諸島の生物多様性やその保全活動に役立てられることを目指しています。他の地域とも連携し、持続可能な環境保全や自然環境の保護に貢献していくとしています。

このリニューアルを機に、訪れる人々は新たな発見と感動に出会い、沖縄の魅力を実感できるでしょう。美ら海水族館の新しい「琉球弧の水辺」エリアにぜひ足を運んでみてください。

最後に


沖縄の自然に触れ、学び、楽しむことができるこの新しいエリアは、多くの人々にとって新たな思い出の場所となるに違いありません。家族や友人と共に、沖縄の美しい自然を体感しに行きましょう。


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会社情報

会社名
一般財団法人 沖縄美ら島財団
住所
沖縄県国頭郡本部町石川888
電話番号
0980-48-3645

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