NFTチケットの革新
2022-05-13 18:00:03

NFTチケットが変えるライブ体験!入場管理システムの未来

NFTチケットによる新しいライブ体験



ライバーハウス株式会社が、NFT(非代替性トークン)を活用した入場管理システムの特許を出願しました。この取り組みは、ライブやコンサートの体験を一新する可能性を秘めています。

NFTとは何か?



まず、NFTについて改めて理解しておきましょう。NFTは、デジタルデータにユニークな識別子を付与することで、コピーや偽造ができない唯一無二の存在にする技術です。これにより、デジタルアートや音楽、ゲームアイテムなどが本物であることを証明できるようになります。

NFTチケットのメリット



ライバーハウスが開発した NFT チケットには、いくつかの顕著なメリットがあります。

1. アーティストにも利益が入る:人気のコンサートやイベントのチケットは、多くの場合転売業者に買い占められ、元々行きたい人が手に入れることが困難です。しかし、NFT化されたチケットでは、転売の際にもアーティストやイベントの主催者に収益がちゃんと分配されるため、経済的なメリットがもたらされます。

2. ユーザー同士の転売を促進:従来のライブチケットでは、急遽行けなくなることも考慮されておらず、ユーザー間の転売が禁止されることが多かったですが、NFTチケットではこのハードルが下がります。急なキャンセルにも柔軟に対応可能です。

3. 郵送が不要:NFTチケットはデジタル形式なので、郵送の必要がなく、個人情報を記入する手間も省けます。これにより、情報漏洩のリスクも軽減されます。

4. 思い出をデジタルで保存:劣化しないデジタルデータであるため、大切なライブのチケットを永久に保存することができます。また、NFTチケットを保有していると、限定イベントや前売り情報などが届けられるクローズドなコミュニティに参加できる特典も期待できます。

入場管理システムの概念



NFTを有効に活用するために、ユーザーは「ウォレット」を使用して自身のデジタル資産を管理します。このウォレットには「ウォレットアドレス」と呼ばれる識別情報があり、所有しているNFTの確認や管理を行います。しかし、コンサート会場でウォレットアドレスのチェックをするのは実用的ではありません。

そこでライバーハウスが開発したシステムでは、QRコードを利用して一瞬でチケットの確認ができるアプローチを取っています。ブロックチェーン技術に詳しくないユーザーでも、スムーズにNFTチケットを使用し、会場に入ることができる点が強みです。

LIVER HOUSEアプリの展開



2022年の夏には、ライブ配信とライブコマース機能を兼ね備えた「LIVER HOUSE」アプリが登場予定です。ユーザーはこのアプリでライブ配信を楽しみながら、同時に商品を購入することも可能です。また、ログイン時にウォレットが自動的に作成されるため、ブロックチェーンやNFTに詳しくない方でも、気軽にNFTチケットの購入ができる仕組みになっています。NFTチケットの本格導入は同年冬を見込んでいます。

このように、ライバーハウスの取り組みは、音楽・エンターテインメント業界に新たな風を吹き込むことになるでしょう。ライブ体験の質を高めるこのシステムは、今後の発展にますます期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ライバーハウス株式会社
住所
東京都千代田区神田駿河台3丁目1−8 9292ビル
電話番号

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