フーズカカオがついにカカオ農園開発を開始
フーズカカオ株式会社が、情報技術を駆使して東南アジアにてカカオ農園の開発を進めることを発表しました。このプロジェクトは、チョコレート業界で広まる「Bean to Bar」製造工程の需要に対応するためのものです。最近の市場動向では、カカオ豆から製造されたチョコレートを、一つの工場内で全て製造するスタイルが注目されていますが、良質なカカオ豆が国内では不足している状況が続いています。この課題感に応えるため、フーズカカオ社は現地のパートナーと協力し、スタッフを派遣して品質管理に取り組むことを決定しました。
開発されるカカオ農園の魅力
開発が行われるのは、スラウェシ島のエンレカン県。ここは標高約1000メートルの高地に位置し、周囲にはランテマリオ山があります。この地域で育成されるカカオは、その気候と土壌により非常に希少で、高品質な豆を収穫できます。また、隣接するトラジャ地域はアラビカコーヒーの名産地として知られ、昼夜の温度差が大きいことが特長です。カカオの品種は多様ですが、インドネシアで交配されたトリニタリオ種を主に栽培しています。
技術を駆使した開発方法
フーズカカオ社では、特に発酵や乾燥の工程を改善するために、独自のIoTデバイスを開発しました。このデバイスは、現地での発酵過程における気温や豆の温度、湿度、pHなどのデータを半自動的に取得します。これにより、データをしっかりと分析し日本のシェフやパティシエからのフィードバックと連携させて、継続的にカカオの風味を向上させていく計画です。
無料モニター募集の取り組み
この新開発のカカオ豆は、すでに複数の事業者からの利用希望が寄せられていますが、さらなる試食を促進するために、チョコレートメーカーやパティシエなど、広い分野の製作者に対してこのカカオ豆を無料で提供することを決定しました。興味のある方はWebサイトから事前予約が可能です。興味のある方には、ぜひこの機会にお試しいただきたいと思います。
フーズカカオ株式会社について
代表取締役: 福村瑛
事業内容: テクノロジーを活用したカカオ豆の品質向上及び製菓材料のインターネット販売
設立年: 2017年10月
会社HP:
フーズカカオ株式会社
お問い合わせ
このプロジェクトやカカオ豆に関する詳細は、フーズカカオ株式会社の福村瑛までお問い合わせください。
メールアドレス:
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