山田養蜂場、植樹活動
2024-07-02 15:44:46

山田養蜂場、中国雲南省で4万本の植樹を実施!荒廃地の再生に貢献

山田養蜂場、中国雲南省で4万本の植樹を実施!荒廃地の再生に貢献



株式会社山田養蜂場は、世界的な自然破壊の回復を目指し、中国雲南省昆明市の西山にある山火事跡地に4万本の苗木を植樹しました。6月26日には植樹祭が開催され、山田養蜂場の社員に加え、雲南省林草局、雲南省楊善州緑化基金会、地元住民など100人以上が参加しました。

植樹された苗木は、地元の気候風土に適したウンナンザクラやフランチェティカシなど、在来種4万本が使用されました。山田養蜂場は、2004年から中国での植樹活動を継続しており、20年の間に中国本土で169万本以上、国内外で累計231万本を超える植樹を実施しています。

# 宮脇式植樹で生態系に配慮



山田養蜂場は、故・宮脇昭氏が提唱した「宮脇式植樹」を実践しています。この植樹方法は、その土地本来の植生に基づいた多種類の樹種を密植することで、自然に近い豊かな森を再生させることを目指しています。

今回の植樹祭では、宮脇氏の後継者である横浜国立大学名誉教授の藤原一繪氏が植樹祭の前日に講演会を実施し、植樹活動の意義や樹種、植樹方法などを指導しました。また、植樹祭当日には、藤原一繪氏と江蘇師範大学教授の尤海梅氏が、参加者に植樹方法を指導しました。

西山の管理者は、「宮脇方式はこれまでにない手法で、とても良いと思っている。宮脇式植樹の方法がよく分かったので、他の林場にも薦めたい」と、この植樹方法に期待を寄せています。

# 山火事跡地の再生、豊かな自然環境の回復へ



山田養蜂場は、2020年から雲南省楊善州緑化基金会と共同で、5か年計画の植生回復プロジェクトを開始しました。植樹場所は、標高2,200mの山の急斜面で、かつてはユーカリの植林地でした。ユーカリの精油には引火性物質が含まれており、頻繁に山火事が発生していました。

単一樹種の植林は、生態的に脆く、火事や地震などの自然災害に弱いため、山田養蜂場は、宮脇式植樹を採用し、荒廃地に常緑広葉樹を密植・混植することで、山火事などの災害を防ぎ、豊かな自然環境を回復させようとしています。

# 自然との調和を理念に、未来への責任を担う



山田養蜂場の植樹活動は、1998年に代表の山田英生氏がネパールを訪れた際に、森林伐採による土砂崩れを目の当たりにしたことがきっかけでした。翌年からネパールで植樹活動を開始し、2001年から「宮脇式植樹」を実践しています。

山田養蜂場は、養蜂業を通じて自然環境の大切さを痛感しており、「自然との調和」を理念に掲げています。未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考え、今後も植樹活動を継続することで、自然環境の回復に貢献していくとしています。



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