プラネタリーヘルスプロジェクトが目指す人と地球の共生
株式会社ミツウロコグループホールディングスが、新たに「プラネタリーヘルスプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地球環境の健全性と人間の健康を同時に追求することを目的としており、株式会社イービーエムや株式会社Re Floraといった専門の企業と協力しています。
プロジェクトの背景
「プラネタリーヘルス」とは、地球環境と人間の健康を結びつけ、環境問題や健康促進の課題に取り組む理念です。この考えに基づき、地球環境を保護するための具体的な方法として注目されているのが「フルボ酸」です。フルボ酸は、古代の海洋植物が微生物によって分解され、堆積した地層から得られる天然の有機酸であり、土壌蘇生や人体への健康効果が期待されています。
フルボ酸の可能性
フルボ酸は、人体や農業におけるさまざまな有用性が指摘されています。特に、農業においては作物の生育促進や栄養価向上、さらには土壌の健康を促進する効果が期待されており、このプロジェクトではその実証実験を行っています。
具体的な取り組み
群馬県立藤岡北高等学校との産学連携により、フルボ酸の活用効能を検証するプロジェクトが進行中です。2024年9月から、高校敷地内の農地においてフルボ酸を散布し、キュウリの栽培が開始される予定です。土壌内の微生物の変化や作物の収量、品質、病害虫への耐性を定期的に調査し、その効果を検証することで、新たな農業技術の確立を目指します。
さらに、同校の教員と生徒に対して腸内フローラ解析を実施し、フルボ酸が腸内環境に与える影響も調査します。この解析を通じて、農業従事者に対する健康効果を実証し、フルボ酸のさらなる可能性を探ります。
今後の展望
ミツウロコグループは、農業従事者を支援しつつ、地球環境と人間の健康に配慮した作物育成ソリューションを提供していく予定です。さまざまな研究機関や教育機関、自治体と協力しながら、社会課題に対する新たな価値創造を目指す産学連携の枠組みを築いていきます。これは地域社会の創生にも寄与することを目指しています。
今回のプロジェクトは、持続可能な社会の実現に向けた一歩となり、ミツウロコグループは人々が健康で豊かな生活を送ることができるよう、継続的に取り組んでまいります。
企業概要
代表取締役: 中村弥和
所在地: 福岡県久留米市百年公園1-1 福岡バイオインキュベーションセンター304号室
事業内容: 微生物叢の分析、検査キットの販売など
代表取締役: 松島榮子
所在地: 東京都渋谷区神宮前4-29-3 表参道ビル6F
事業内容: 化粧品製造、販売など
校長: 高橋太郎
所在地: 群馬県藤岡市篠塚90
学科展開: 生物生産科、環境土木科など
お問い合わせ
株式会社ミツウロコグループホールディングス
サステナビリティ委員会
電話:03-3275-6300