箱根、AIで接客革新
2026-06-16 10:42:02

箱根の温泉旅館、一の湯がAI技術で接客業務の効率化を実現

箱根の温泉旅館、一の湯がAI技術で接客業務の効率化を実現



箱根に位置する株式会社一の湯は、旅館業界に新たな風を吹き込んでいます。東大発のAIスタートアップ、株式会社トリップエックスと協力し、「Tripbox レストラン配席 AI」という革新的なシステムを共同開発。このシステムは、宿泊・観光業をより効率的に運営するためのもので、特にレストランの配席業務に焦点を当てています。

AI技術による業務の効率化


一の湯は年間12万人以上の顧客を迎える宿泊施設であり、宿泊プランの主力は「1泊2食付き」です。朝食と夕食の2回、食事を提供するための配席業務は業務の重要な部分を占めています。リスト管理や予約状況を把握し、お客様一人一人に適切な席を配する作業には、一日で60分から90分程度がかかることが一般的です。

しかし、最近ではアレルギーや食事制限を持つお客様や、特別な記念日を祝う方々の対応など、配席業務の要求も非常に多様化しています。こうした事情を受けて、一の湯はトリップエックスと連携し、AIを活用してこれらの業務にかかる時間を大幅に短縮することを目指しました。

業務時間の短縮


「Tripbox レストラン配席 AI」は、予約情報を簡単に取り込むことができ、ボタンひとつで自動的に配席を行います。従来の手作業による業務と比べ、業務時間を約70%削減。具体的に言えば、以前は毎日90分かかっていた作業が、なんと30分に短縮されたのです。この業務のデジタル化は、書き漏れや書き間違いなどのヒューマンエラーを防ぐことにもつながりました。

ホワイトボードからタブレットへ


配席業務のデジタル化が進む中、従来のホワイトボードと手書きの方法をやめ、タブレットを導入。これにより音声入力の活用や、リアルタイムでの情報共有が可能となり、データの保存も容易になりました。顧客に提供するサービスの質も確実に向上しています。

接客業務に専念する環境づくり


新たなAIシステムの導入によって、スタッフは業務の効率化を図りつつ、接客業務により多くの時間を割くことができるようになりました。テクノロジーが進化する中でも、最終的な配席の調整やお客様への対応は人間が行うことが大切にされており、より「人間味あふれるサービス」を提供するための環境も整っています。

オペレーションを自動化することで生まれた時間を、お客様に対して一歩踏み込んだサービス提供に活かす姿勢が、一の湯の特徴です。

今後の展望


現在は一部の店舗で取り入れられているタイムセーブ×テクノロジーですが、今後は全店への導入を計画中であり、さらなる生産性の向上が期待されています。古き良き旅館の伝統を守りつつ、最新の技術を取り入れていく一の湯は、今後も新たな宿泊体験を提供することを目指しています。

代表の言葉


一の湯の代表取締役社長、小川尊也氏は、長い歴史を持つ旅館が今後も成長していくためには、革新が欠かせないと強調しています。「AIやテクノロジーを駆使し、スタッフがもっとお客様に向き合える環境を創り出す」ことが、今の時代には特に求められています。これからもお客様の期待に応えながら、さらなる接客の向上に努めていくことでしょう。

一方、トリップエックスの代表取締役CEO、西村拓人氏は、今回の共同開発に対する喜びを語り、業務の効率化のために今後も継続的にサポートしていく意向を示しました。

まとめ


箱根の「一の湯」とトリップエックスの共同開発は、AIを活用した旅館業の新しい形を提案しています。従来のスタイルにとらわれず、デジタル化を進めながらも、人間の温かみを大切にした接客業務を行う姿勢に、今後も注目が集まりそうです。


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会社情報

会社名
株式会社一の湯
住所
神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤90
電話番号
0460-85-6655

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